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2009Jリーグ ディビジョン2 第19節 試合結果
2009Jリーグ ディビジョン2 第19節
2009年6月3日(水)19:03キックオフ 平塚競技場
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1 前半 3 2 後半 0 |
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42 >> 43 | 勝点 | 12 >> 13 |
38分 7 寺川 能人 62分 10 アジエル 89分 3 ジャーン |
得点者 | 15分 23 西 弘則 18分 23 西 弘則 44分 20 チョ ソンジン |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
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0 | 野澤 洋輔 | 32 | GK | GK | 1 | 吉田 智志 | 0 |
1 | 臼井 幸平 | 5 | DF | DF | 15 | 市村 篤司 | 0 |
1 | ジャーン | 3 | DF | DF | 20 | チョソンジン | 1 |
0 | 村松 大輔 | 19 | DF | DF | 6 | 福王 忠世 | 0 |
0 | 山口 貴弘 | 4 | DF | DF | 29 | 原田 拓 | 0 |
1 | 寺川 能人 | 7 | MF | MF | 18 | 石井 俊也 | 1 |
0 | 田村 雄三 | 2 | MF | MF | 27 | 宮崎 大志郎 | 0 |
0 | 坂本 紘司 | 8 | MF | MF | 26 | 山本 翔平 | 0 |
3 | アジエル | 10 | FW | MF | 28 | 藤田 俊哉 | 2 |
1 | 田原 豊 | 34 | FW | FW | 23 | 西 弘則 | 3 |
1 | 中村 祐也 | 22 | FW | FW | 11 | 宇留野 純 | 0 |
– | 植村 慶 | 16 | GK | GK | 31 | 稲田 康志 | – |
– | 阪田 章裕 | 14 | DF | DF | 16 | 矢野 大輔 | – |
– | 永田 亮太 | 21 | MF | MF | 33 | 小森田 友明 | – |
0 | トゥット | 9 | FW | MF | 25 | 西森 正明 | 0 |
1 | 阿部 吉朗 | 11 | FW | FW | 10 | 木島 良輔 | 0 |
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得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 3,797人 [天候] 雨のち曇り、弱風 [気温] 20.1℃ [湿度] 85% [ピッチ] 全面良芝、水含み [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 北郷 光宏 [主審] 佐藤 隆治 [副審] 二俣 敏明 [副審] 中原 美智雄 [第4の審判員] 蒲谷 卓也 [記録員] 安藤 慶
ジャーン選手コメント
難しい試合でしたが、最後に同点にできたことは大きかったと思います。
3点目を決められたのは嬉しいですが、熊本の3点目を献上してしまったのは自分なので、絶対に取り返そうと思っていました。
今日、熊本が早い時間帯に2点をとったことによって自分たちには難しい展開になってしまいました。かなりリトリートされ後ろを固められたので自分たちのスタイルであるパスを繋ぐサッカーができなかった。
負けなかったことが今日の収穫です。
(次に向けて) 今日のゲームでの修正点をしっかり確認しながら次こそ勝ち点3を取れるよう練習していきたいです。
野澤選手コメント
ずっと立ち上がりがよくないのですが、今までなんとか自分たちが点を決めるまで凌いでいましたが、今日は悪い流れのまま失点に繋がってしまった。
そういう展開になっても勝っていくというのは、やはり難しくなっていくと思うのでどうにかしなければいけないところだと思っています。
2点目は完全に崩されたし3点目はセットプレーからやられてしまった。1点目はいいシュートだったけど、寄せが甘かったり、ちょっとずつズレていたのだと思います。
自分も含めて、一人ひとりのちょっとずつのズレが、結局重なって大きな穴になってしまったと思います。
最後に追いつけたことは、鳥栖戦の敗戦の教訓が生きていたかなと思います。
坂本選手コメント
先に失点してしまったので苦しい展開でした。
相手が2トップできているのか3トップできているのか、フォーメーションも分かりにくいところがあり、全体的に迷いが出てしまった。第1クールで戦った時もそうでしたが、その時は時間が経つにつれうまく対応できていましたが、今日は先に点が入ってしまったので少し難しいところがありました。前半のああいう時間帯で失点してはいけないと感じています。
今日のようなスリッピーなピッチでミスが増えると厳しくなってしまう。縦へのパスはいつもリスクを負って出していますが、うちらしくない横のパスでミスが出てしまう場面もあり、取り返すために体力を使ってしまった。やはり走力は攻撃の場面で使わなければいけないと感じました。後半はビハインドだったので、攻撃的にいくことに重点を置いて戦いました。
気持ち的にも最後まで諦めずにやるという姿勢は出ていたし、しっかり次へと繋いでいきたいと思います。
まだまだ先は長いですが、進んでいる道は間違っていないと思うし、これからも地道にひとつひとつ勝点を積み上げていきたいと思います。
田村選手コメント
前半がすべて。これ以上ないぐらいの悪い内容だったと思う。藤田さんが掴まえづらく、相手のフォーメーション以上に、ディフェンスの仕方に戸惑ってしまった。
今季初めて前半のうちにシステムをいじったが、いま思えば試合中に確認して自分たちで修正できたはず。プレーしている最中に自分たちで修正できるようにしたい。
平日のナイターにもかかわらずサポーターがたくさん来てくれているなかで追いつかないわけにはいかない試合だった。
(次節に向けて)愛媛がどう出てくるかはわからないが、みんなで感じて統一した意識で闘いたい。
熊本 北野監督 試合後コメント
総評
ありがとうございました。今日は勝ちたかったんですが、勝ちきれず残念です。
選手もスタッフもよくやってくれて、まずは湘南の田村君を動かして、あのスペースを西や宇留野が集中して前半から狙っていこうと。そこでうまく2点取れて、1点返されましたが、残り時間で今シーズン初めてコーナーキックで点が取れた。
後半は積極的にやってくれたと思うが、どうしても疲労の部分、湘南さんも素晴らしいチームなので、その疲労が出てしまったかなと思います。ただ、やろうとしていることは選手もやってくれたと思うので、次、ホームで何とか勝ちに繋げたいと思います。
質疑応答
-藤田選手を最前線に置いた意図は?
FWがケガで誰もいなくて、やはり俊哉(藤田)が一番ボールが収まるので、ゼロトップのような形で俊哉を追い越すと。センターバックとボランチの間で受けてくれるよう指示しました。
-木島選手をベンチに置いた意図は?
やはり後半、相手が疲れてきた時に、またうちが疲れてきた時に出すのが一番いいかなと。それよりも今日は最前線での運動量で相手を動かしたかったということがあり、木島は後半からスタートさせました。
-5月の過密日程で疲労が積み重なって全体の動きが悪いという気もするが?
今日の試合を見る限り、僕はそうとは思わなかったです。今日は中3日でしたが、もう一度原点に戻ろうという話をして、トレーニングからしっかりやってきた。結果は出なかったですが、いいゲームができたと思います。
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
引き分けという結果でしたけども、試合に勝ったのは熊本さんだなと正直感じています。同じ引き分けでも、たぶん前に話した監督さんの方がちょっと機嫌が良かったのではないかと思います。それが、このゲームを象徴してるかなと。
芝生が濡れてグラウンダーのボールが動く、ディフェンスはクサビのボールはすべて一発でいく、熊本に有利な天候状況になってしまったのが、相手のストロングな部分を出させてしまったと。天気のせいにして自分のせいにしないのは情けないんですけれども。
我々の悪かったのは、皆さん見てもわかるようにそうしたパスワークに混乱してしまったのと、逆に自分たちのボールを動かさなかったというところでしょうね。後ろのラインが慌てふためいて、ビルドアップ、ディフェンスの両方において、最初の20分ぐらいは高校1年から2年の間のプレーのような感じでしたね。とは言っても勝点1を取れたので、しかも最後に粘り強く取ったことはこれからの展開上いいのではないかと自分に言い聞かせて、この会見を終わりたいと思います。(会場笑)
質疑応答
-ハーフタイムには何を言ったのか?
向こうが45分で3点取ったということは、うちも45分で3点取れるというポジティブな話から始めて、ディフェンスは1点だけですね。しっかりとポジションをとってゾーンでしっかり対応すれば何も怖いことはないということですね。実際、後半はかなり安定してゼロでした。
攻撃はいつも言っていることですが、今日は特に相手のそうしたフォアチェック+クサビにがつんと一発でいくところ、それは試合前にもインフォメーションしたのですが、あれを逆にうまく利用することはできると思います。それをうまく利用しようという話は少ししました。そういう意味では修正できたと思いますが、もうすこし露骨にやってもよかったかなと思います。ただ、ちょっとアタッキングサードにいく手前のところでトゥットの息が合わず、そこがもっとできていればゲームを裏返すことができたと思っています。
-C大阪も引き分けたが?
別にC大阪と試合をしているわけではないので、それはどうでもいいですね。
-後半最初からトゥット選手を入れたが、どのような指示をしたのか?
あまり引きすぎると今日のようにひとりひとりの距離が近すぎてしまうと、例えば石井がひとりでふたり見ることのできる状況を作りたくないので、もう少し高い位置でできればもっと相手にとって脅威だったかなとは正直思います。
ただ、どうしても自分が何かしなければいけないという気負いもあって、とにかく何かいいことをしようと、でもそれがチームにとって悪いことになってしまうという感じは正直ありましたね。もう少し高い位置で豊(田原)の近くでボールをもらえれば良かったのですが、それは直していかなければいけないところですね。少なくとも前半よりは攻撃のエネルギーは生まれてきたのではないかと思います。
-田原選手とトゥット選手がツートップの形で並んだ方が良かったということか?
いや、ツートップだと相手のがつんというディフェンスを助長してしまうので、そう来ないようなところに顔を出してボールをもらう。あと、例えば豊がポストでボールをもらった時に落としたらトゥットが前を向ける。そういう状況がいちばん良かったですね。
-木島選手が先発してこなかったが?
木島が先発してこなかったので、ボールがよく動いていましたね。
-湘南の疲れを見計らって使えば効くという意図があったようだが?
そうですね、僕も向こうの監督なら同じことを言うと思いますね。
-苦しい試合だったが引き分けて、これで1ヶ月負けなしという状況だが、今トップにいる要因は?また、夏場を迎えるにあたって運動量は維持できるのか?
上位にいる要因は最初から選手が真剣にトレーニングから100%やって、チームの中で競争心を植えつけて、ゲームでも1試合1試合ゲームプランまたは自分たちのやるサッカーをしっかり確認して、みんながいいトレーニングをやってきてくれていることが大きな要因だと私は感じています。
運動量ですが、今日足がつってる選手はうちにはひとりもいない。あれだけ走ってもつらないわけですよ。相手は見ての通り前半の25分、30分ぐらいまでは日本代表でもかなわないような素晴らしいサッカーをしましたよね。でも、サッカーは90分の勝負なので後半で足がつってボールを外に出してくれと言ってるようではチームとしては良くないですよね。我々はそれぐらいフィジカル的にもよく訓練していますし、ボールを使ったトレーニングでも走りきることをしている。これが日常だと笑って走れるようになれば最高だと言っていますが、そういう状況になりつつあることは間違いないです。
ただ、ランの質などを上げていければもっといいと思うし、夏場にやみくもに走れる選手はいるわけはないので、今度は「いつ、どこで、どのように走れるか」ということを追求しながら、90分やっていければいいでしょうね。