馬入日記
【馬入日記:8月7日】いよいよJ1再開!田中聡選手インタビュー
いよいよ今日、J1リーグ再開です!
7月20日にガンバ大阪と戦ってから約2週間半の中断期間を経て、今日ホームで再開。迎えるはアビスパ福岡です。
貴重な中断期間をどんな風に過ごしてきたでしょうか。
田中聡選手に話を聞きました。
「個人的には、足りない部分を意識して取り組めていますしたくさんトライできているかなと思います。チームとしては最近の試合で結果が出てきていて、内容もすごくよいものが出せていると思う。攻撃だったら縦への意識とか、いま全員がいいポジションを取れているからこそテンポよくボールを動かせている。それによって攻撃のチャンスが増えてきていると思うので、そこは中断期間中のトレーニングでも継続して取り組んできました」
7月は公式戦4戦全勝。リーグ戦も3連勝中です。
いい内容が結果に結ばれるようになった要因とは。
「全員がボールを受けようと思って受けているし、自信をもってやれていることによって、いい立ち位置や積極性に繋がって厚みのある攻撃ができている。どんどん選手が後ろから出てくるような攻撃もできていると思います。自分も今はすごく充実感がありますし、トライをしてミスすることはありますけど、その中でもすごく楽しくやれています」
「個人的に足りない部分に取り組んでいる」と話したのはどんなことでしょうか。
「受けてからテンポよくボールを動かすところだったりとか、ボールに寄りすぎないで逆にも振れるような立ち位置をとったりあえて止まったりすることにトライしています。今までは同サイドばかりで、ボールに寄りすぎちゃって逆サイドに変えられるシーンでも見えていなかったことも。ポジショニングについては、ずっと監督やコーチ、周りの選手も自分に伝えてくれていて、最初はよく分からなかったんですけど、ガンバとかFC東京の試合でだんだん分かるようになってきたという感じです」
もともと持っていた強みに加え、新しいチャレンジをすることで確実に進化を遂げている田中選手。最近は相手にマークをされても難なくかわし自分のプレーを続けているのも印象的です。
「少し前はボールに必死にいって自分ひとりでドリブルとかで打開しなきゃみたいな感じでしたけど、最近はポジショニングで外せるシーンも何回かあるしいいポジションをとれば簡単に前進できる場面も多い。そこはいま本当にトライしているところです」
また、チームとして攻撃の主導権を握れることも増えています。
「後ろの3バックだったりウィングもそうですけど、全員がゴールにいくためのポジショニングがとれていますし、ボールにどんどん選手が関与していけていると思う。そこが一番自分たちの良さが出ているところだと思います」
今日は守備の堅い福岡が相手です。
「相手はロングボールだったり、引いて守ったりする印象がありますけど、個人的にはどんどんロングシュートを打ったり縦パスを増やしていけたらと思います。サイドも空いてきますし揺さぶりもできると思うので、状況に応じたプレーを選択していきたいと思います」
ここまで3得点を挙げている田中選手。ミドルシュートの強みも持っています。
「目に見える結果がほしいと思っているので、ゴールももっと取りたいしアシストも増やしていかなければいけない。どんどん狙っていきたいと思います」
パリオリンピックでU-23日本代表はベスト8で幕を閉じましたが、代表チームは一戦一戦、逞しく戦っていました。田中選手は何度もメンバー入りをしながら最終メンバーには選ばれませんでしたが、どんな思いで見ていたでしょうか。
「最後は残念な結果でしたけど、ああいう舞台でプレーしてすごくいい経験ができたと思います。自分はいけなかったですけど、でも日本でもやれることはもちろんあるので、それを怠らずに今やっているところです。オリンピックを境にもうアンダーの活動はなく、あとはA代表しない。晃生くん(谷選手)やマチくん(町野選手)も湘南から選ばれていましたし、自分もそこに選ばれていく選手になりたい。選手としてもっともっと成長して狙っていきたいです」
個人としても、またチーム全体としても常に目の前のことに全力で取り組み、一歩一歩成長を遂げています。
待ちに待った再開。共に戦い、勝利を掴みましょう!