馬入日記

【馬入日記:6月26日】本日アウェイで川崎戦!舘幸希選手インタビュー

前節のFC東京戦でリーグ戦の前半戦が終わり、本日アウェイで行われる川崎戦から後半戦に突入します。

6月12日の天皇杯2回戦 甲南大学戦で復帰を果たし、それ以降リーグ戦の名古屋戦、FC東京戦でもスタメン出場を続けている舘幸希選手。
今シーズンの最初はなかなかメンバーに入ることができず、バックアップにまわっていました。
悔しさを抱きながらトレーニングに励んでいた中で3月末に負傷。これまで大きなケガをしたことがなかった舘選手でしたが、初めて2カ月以上離脱することとなりました。
復帰を果たしたいま、思うことは。

「リーグ前半戦はチームに貢献できなかった分、いまはピッチに立てているので勝ちたいという気持ちが大きい。自分のプレーは二の次で、チームのために戦って、勝利できればという思いで試合に入っています。ただ、天皇杯は勝ったもののリーグ戦ではまだ勝てていないので、試合に出られてる嬉しさはもちろんありますけど、それよりやっぱり悔しさのほうが強いです」

一番意識しているところはどういうところでしょうか。

「意識してるところは、自分の良さを出そうとか、自分のプレーがどうこうというよりかは本当にチームのことを考えているという感じです。シンプルにプレーしながら、自分の世界に入らずに、何が今一番チームにとって必要なプレーなのかということを考えて一番いい判断ができるようにしています。周りを見ながら、苦しい選手がいたら声をかけるようにしたりとかそういうことは心掛けています」

その思いは天皇杯、そしてリーグ戦でもゲームキャプテンを任されていることも大きいのでしょうか。

「そうですね、それも大きいと思いますし、今年副キャプテンに選んでもらったにも関わらず、なかなかチームに貢献できていなかったという部分もあります。なかなか結果が出せなかった中でしたが、それでもみんなは必死に戦っていたというところが見えていました。自分は貢献できていないというところもあって、今はとにかく自分が勝たせたいという思いがあります」

前節のFC東京戦は、攻守において主導権を握り続けいいゲームをしながらも勝利を手繰り寄せることはできませんでした。

「自分たちのほうがチャンスは作ってたし、主導権を握りながら攻守ともにやれていた部分はあったんですけど、ちょっとした隙もあったし、リスクマネジメントのところでカウンター1本でビッグチャンスを作られたりもした。そういう隙はまだまだあったのかなと思います。いいところもたくさんあって、やり続けなければいけない部分はもちろんあるんですけど、もっと突き詰めなければ勝てない。自分が離脱している時も、いいサッカーをしているのに勝ちきれないというゲームを見ていたので、そこはなくそうと思っていたんですけど…。大きな隙ではないと思いますけど、そういう小さな積み重ねでやられてしまった部分もあったのかなと思います。相手にはほぼ形は作らせていなかったと思いますけど、やはり1本の質でやられた。僕たちは何本もチャンスがあった中、1本を仕留めきれなかったというところで考えると、質のところの重要性を感じます」

連戦の中で迎える今日の一戦。大切になってくることは。

「試合が続く中、前節のことを後悔しても戻ってくることはないし、気持ちを落とすことなく、前向きにやらなければいけないなと思います。勝てなかったことはすごく大きな問題ですけど、引きずりすぎるとプレーも悪くなっていくし、勝つ確率を高めたいのにも関わらず自分たちで崩してしまったら本当にもったいないと思うので、そこは気持ち強く持ってやり続けなければいけないと思います」

ケガで離脱していた時やシーズン当初メンバーに入ることができなかった時期は、どう気持ちを保っていたのでしょうか。

「全くメンバーに入ることができなかった時は正直辛かったですし、そんな中ケガをしてしまい本当にどうしたらいいんだろうと思っていました。でも、やっぱり選手たちを間近で見ていて、みんな死に物狂いで戦ってるににもかかわらず勝てないというところで、本当に悔しいだろうと思ったし、もちろんピッチで貢献できない自分にも悔しかった。でもチームの中に腐ってる選手はいなかったし、みんな悔しい中で懸命にやっていて、自分もやらなきゃいけないと思わされた。やっぱり周りの選手、環境に助けられてた部分はあったかなと思います」

ピッチの中でも、ベルマーレの組織力というものは秀でているものがあります。
選手同士が繋がって、連動して、ひとつになって戦うということをブレずに、後半戦に挑んでいきたいところです。

「これだけみんなが同じ方向を向いているというのは、なかなかないかなと思います」と舘選手。

川崎戦はU等々力で19:00キックオフ。
神奈川ダービーです!ぜひスタジアムで共に、ひとつになって戦いましょう!