馬入日記

【馬入日記:6月22日】本日FC東京戦!小野瀬康介選手インタビュー

前節の名古屋グランパス戦で、リーグ戦での復帰を果たした小野瀬康介選手。
スタメン出場は実に昨年の9月24日の国立競技場での川崎戦以来のことでした。

昨年秋に負傷し、昨シーズンの終盤はそのままピッチに立つことが叶わぬまま。
迎えた2024年、並々ならぬ思いで始動日を迎え順調に準備を進めていた中で再び離脱。地道なリハビリを続け、復帰して5節と8節で途中出場するものの、4月に右半腱様筋損傷を負ってしまいます。
悔しさは計り知れぬものがあったことでしょう。

練習試合などを経て、6月12日に天皇杯2回戦で戦列復帰。スタメン出場で83分までプレーし、存在感を発揮しました。
その4日後に行われた名古屋戦でもスタメン出場を果たすと、随所でクオリティの高さを見せました。

加えて、その復帰戦で見事なゴール!
先制される中、後半に値千金の同点弾。多くの選手が関わり前に運んだボールを左サイドから誰にも止められないような一撃をゴールに突き刺しました。

※小野瀬選手自ら語るゴール解説動画はこちら!
https://youtu.be/anZIt14oaK8

「本当に嬉しかった。少し落ち着いてからリハビリ期間のことを思い出したりして、いろいろありましたし本当に嬉しかったですね」と小野瀬選手。

連戦の中で名古屋戦は90分フル出場したということも大きな出来事でした。
最後は足が攣っていたということですが、やり切った充実感が勝っているようでした。

「(名古屋戦後)連休があったので、心のほうもリフレッシュできた。2日もあれば身体も80%くらいは回復できるし、いいリフレッシュができて今週に臨めている状況です。自分も復帰戦で得点を取ることができたので、いまは自信もあって、すごくいい状態だと思います」

ピッチから離れていたからこそ感じられるチームの変化についてはどんなことがあるでしょうか。

「やり方は僕が去年の9月までやっていた時とは少し変わってる気がします。ボール保持というよりも、よりゴールに向かうことを意識している感じ。特に攻撃ではファーストチョイスが前というところが意識づけによって変わってきてるかなと思います。ボールを握ろうとするのではなくて、よりゴールの近くを最初に見ようというアクションが攻撃ではあるかなと思います」

守備については。

「自分たちからアクションの守備をするということと、やっぱり切り替えのところの強度は口酸っぱく言われてる分、そこはみんな意識してやっている。それができないと試合に出られないということは言われているので、そこはレベルが高いかなと思います」

その中で、小野瀬選手の役割、意識していることとは。

「出し手がフリーで出せるようだったら僕もアクションを起こしますけど、困ってる時とか誰かが走っているのが見えたら、段差をつけて受けに下りたりというのはやろうとしています。今、サイドで出ているので3枚の左の選手が受ける助けだったり、シャドーとの関わりも意識しています。あとはいかに僕が前を向いてプレーするかというところに自分自身はフォーカスしています」

トレーニングの中では、ボールに関与する内容のトレーニングも細やかに多く行われています。

「スムーズにできていると思います。みんな意識してやっているので、うまくできてるということにしか見当たらないのかなと思います」

今日、ホームに迎えるのはFC東京です。

「システムが違うので、受け渡しなどはトレーニングでも細かくやって準備しているところです。名古屋もそうですけど、個の能力は高いけど連携という部分では、もちろんないわけではないけどうちほどはないと思う。個の強さに対して、うちは組織で戦えるのでつけ入る隙は十分あると思います」

勝ち切るためには。

「自分たちの時間の時にいかに点を取るか。90分間ずっと自分たちの時間にすることは無理だから、相手の時間の時にいかに凌ぐかということも重要だと思います」

前半戦最後の、楽しみな一戦。
必ず勝利で折り返しを。