ホームタウン

地域を支える次世代のSDGs/サステナビリティ人財育成事業「サステナトレセンProject.」始動のお知らせ

この度、「世界はたのしく変えられる。」を合言葉とした地域を支える次世代のSDGs/サステナビリティ人財育成事業『湘南ベルマーレ「サステナトレセンProject.」』をスタートいたします。
「サステナトレセンProject.」は実践的かつエンターテインメント感あふれる、これまでにないSDGs/サステナビリティ人財育成プログラムです。「夢づくり 人づくり」を理念に掲げ、30年以上にわたって地域の子どもたちの育成に向き合う湘南ベルマーレの知見に加え、世界の舞台で活躍する選手を多数輩出してきた日本サッカー界の優れた人材育成システム「トレセン制度」をモデルに作り上げました。

プロジェクト誕生の背景

企業や地域社会がSDGsやサステナビリティ経営に力を注ぐ中、ここ数年特に注目を集めるのが教育分野です。2020年の「新学習指導要領」改訂では「SDGsやESD(持続可能な社会の担い手を育む教育)」が重要視され、2030年のSDGsの目標達成に向けて、次世代のSDGs/サステナビリティ人財の育成は待ったなしの状況となっています。
※ESDとは、Education for Sustainable Development/持続可能な開発のための教育:国連総会で採択されたユネスコが主導する国際的な教育の取り組みのこと。参考(文科省):https://www.mext.go.jp/unesco/004/1339970.htm

しかし、学校教育の現場からは「教員が多忙で、新たなプログラムの開発のための時間は捻出できない」「教員に専門的な知識も乏しく、実践的なカリキュラムを組むことは困難」「学校の資金不足」といった声も上がり、「54.7%の学校がESD授業の実施に取り組めていない」「80.5%の教員がESDに関する教員研修を受けた経験がない」というデータもあります。
※出典:千葉大学『公共研究』第18巻第1号オンライン公開 「学校教育におけるESDの実施状況と教員の意識 : 中学校、高等学校に対する全国調査の結果から」より

こうした課題を解決するために、湘南ベルマーレでは、クラブの持つ強みを生かしながら、地域を支える次世代のSDGs/サステナビリティ人財育成事業「サステナトレセンProject.」を立ち上げることにいたしました。

「サステナトレセンProject.」の特徴──ほかのESD/SDGs教育と何がちがうのか?

「サステナトレセン」の特徴は、大きく3つあります。
1つ目は「エンターテインメント性」。プログラム内にサッカーならではのエンターテインメント性を随所に取り入れ、遠く感じてしまいがちなSDGs/サステナビリティという概念をわかりやすく、身近に感じられる工夫がなされています。


2つ目は「実践性」。湘南ベルマーレの600を超えるパートナー企業の中で、特にSDGs/サステナビリティ活動に積極的に取り組んでいる企業を「サステナイレブン」と呼び、このサステナイレブン企業群やSDGs/サステナビリティの専門家、ESDの有識者などと連携をしながら、子どもたちに従来の調べ学習中心の授業では得ることが難しいとされてきた“実践的なアイデア”を共創する機会を提供します。

3つ目は「産官学連携での継続性」。
クラブが実施する教育プログラムは単発になりがち。一方で学校が実施すると、示されているような調べ学習中心になりがち。
こうした課題に対してスポーツの持つエンターテイメント性、産官学が連携することで生まれる実践性を活かし、この壁を突破します。


そして、湘南ベルマーレが「サステナトレセン」を実施するうえで最も大切にしたいと考えているのが、クラブが掲げるスローガン「たのしめてるか。」の精神です。SDGs/サステナビリティは大切なことだからやる、やらなければいけないことだからやるのではなく、子どもたちが我を忘れるくらい没頭する、夢中になれるようなプログラムを目指していきます。


2024年1月と2月に本プログラムのプロトタイプを実施した結果、子どもたちの参加満足度(4.88点)や参加意向度・推奨度(4.66点)は非常に高く、全ての参加者から「楽しかった!」の声があがりました。



ホームタウン内の学校教育現場での実施が決定しており、現在は有識者の方の意見を反映しプログラムを向上させながら調整を進めております。
今後の活動は随時公式サイトやSNSなどでご報告してまいります。ぜひご期待ください!

お問い合わせ

株式会社湘南ベルマーレ
TEL:0463-25-1211(火~土曜日/9:00~18:00)
お問い合わせフォームはこちら