【馬入日記：6月13日】栃木戦を振り返る。岩尾選手インタビュー

日曜日の栃木SC戦、悔しい敗戦を喫しました。なかなか湘南らしさをピッチで出すことができず、今季初めての複数失点。スコアは0-2でした。

栃木戦で後半の最初から出場した岩尾選手。これまでで一番長い45分の出場となりました。
「まだ試合を見ていないのですが、ポジショニングなどの課題が色々出てくると思います」と岩尾選手。

前半に先制を喫し0-1の状態で入った岩尾選手。意識していたことは…
「自分が入ることで何かのきっかけになればと思っていました。スコアを気にしすぎると自分のよさが出ないと思ったのでスコアは気にせず入りました。以前、タイでの試合（トヨタプレミアカップ）でピッチに入った瞬間、真っ白になってしまったことがあったので、二度とやってはいけないと思っていました。まずは落ち着いてプレーすることを意識しましたが、気持ち的にも準備をしていたので焦ることなく入ることができました。立ち上がりで連続してボールを触れたことも大きかったと思います」

試合の中では、何度か持ち味のキックの精度の高さを見せました。自身で持ち込む場面もありましたが…
「1回飛び出していくことができましたが、シュートを打つことができずその後のとられ方もよくなかった。ああいう場面で強引にでも打つべきだったと感じています」と岩尾選手。

長いボールを蹴る時のポイントを聞くと。
「自分がボールを受ける前に、次に何をしそうかと予測するためにFWとボランチの状況を見ておきます。ボールを受けてここにいるだろうなとイメージをして顔を上げた時にそうなっていればボールを入れやすい。いつも近くにいるFWとその向こうにいる選手を見ています。昨日は石神さんまで見ていましたが、受け手がいいスペースに出られる準備ができていれば、いつでも出せるように準備はしています」と。

また、昨日の後半はセットプレーも蹴りました。
「雨だったので、アップの時にスパイクを固定から取り替えに代えたことも幸いして、しっかり踏み込んでボールを蹴ることができました。固定だったら不安に思って思い切りいけなかったかもしれないんですけど、何のストレスもなく蹴れて、まずまずいいボールを蹴れたと思います。ただ、最終的には結果が出ていないのでそこは反省しなければいけないと思う」

なかなかゴールに結びつかなかったことについては…
「劣勢でスコア的にもビハインドだったこともあって、全体的に前にいかなきゃという気持ちが強く焦りが出ていた。どういう狙いであのシステムになったのかということをもっと考えて、全体的にもっと冷静にやらなければいけないと感じました。システムの変更が生かせていなかったし、自分自身にも引き出す力が足りなかったなと感じています」と話していました。

この後、アウェイでの3連戦が続きます。夏場に向けて試合数も多くなっていきます。
「慌てずに自分らしくやることだと思っています。今までは“やるぞ”という気持ちからガチガチとしてしまってたんですけど、それよりもリラックスして、その中で課題に向けてやるべきことをやるということを意識してやっていきたい。変な力みがなくなったので、そのほうが余裕も出て自分らしさも出せると思います」

栃木戦終了後、順位は現在4位。3位鳥栖との勝点は同じ、2位栃木との勝点差は2、首位の千葉との勝点差は4となりリーグはさらに混戦を極めています。
しばらくホームゲームから遠ざかりますがしっかり勝点を積み重ね、帰ってきたいところです。

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