馬入日記

【馬入日記:5月11日】本日ホームで町田戦!大野和成選手インタビュー

今週月曜日に行われたサガン鳥栖戦では2-1の逆転勝利。ようやく今季ホーム初勝利となりスタジアムでは喜びが爆発しました。
そこから中4日、今日はFC町田ゼルビアを迎えての一戦です。

鳥栖戦でスタメンフル出場を果たした大野和成選手に話を聞きました。

「僕自身久しぶりの出場だったので、エネルギーを出して戦おうと思って入りました。自分が出たら絶対に負けたくない、絶対に勝たせると思っていました。余計なことは考えず、シンプルイズベストで勝利への思いだけでプレーしました」

試合は前半にコーナーキックから失点し追いかける展開に。

「最初にセットプレーで凌いだあとすぐまたセットプレーでしたけど、続く時ほどもっともっとみんなで集中力を高めなければいけない。弾いた後とか、また2回連続のコーナーとか連続する時にいかに集中するかだと思います。試合においてセットプレーはすごく重要な場面ですし、とるかとられるかで試合展開が変わってきてしまう。あれは絶対にやらせてはいけないところだったと思うし、これからもっと厳しい戦いになってくる中で、セットプレーにもっとフォーカスしてみんなで集中して守らなければいけないと思っています」

セットプレーでの守備における反省は引き続きあるものの、オープンプレーの中では失点を許さず、最少失点に抑えました。その後福田選手、阿部選手のゴールで逆転し2-1で勝利する結果となりました。

「ここ最近見ていて、失点の場面が無抵抗というか簡単にやられる、打たれて入るみたいな場面が多いなと感じていました。でも鳥栖戦では、湘南の良さであるゴール前での粘り強さとか、しっかりボールにアタックできる距離にいるということが多かったので、それがよかったかなと思っています」

試合中はいつも以上に選手同士で声を掛け合うシーンが多くありました。大野選手も指示を出し続け、ラインコントロールも細やかにやり続けました。

「それは自分が出たらやりたいと思っていました。自分が声を出すこと、地味かもしれないですけどその一言でチームの士気が上がったり気づきが生まれたりすると思うので、気づいたことはどんどん喋ろうと思ってやっていました。極論、自分がやりやすいように周りの選手を動かせれば自分の中では一番いいことだと思っているので、なるべく前の選手を声で動かして。それくらい割り切ってやったほうが聞くほうの選手も楽だと思うし安心感にも繋がる。思い切りアタックできる場面も増えると思うので、それは自分の役割だと思っています」

さて、今日対戦するのはJ1では初対戦となるFC町田ゼルビアです。
堅い守備とセットプレーやロングボールに強みがあり、現在勝点25で首位に立っています。

「セットプレーは町田の強みなので絶対に狙ってくると思います。準備はしてきましたが、やるのはピッチに立っている選手なので、みんなで声をかけあって相手の動きを見て尚且つゾーンで守っているのでボールにアタックするとか当たり前のことを徹底してやりたいと思います。相手の高さやクロスの対応は、まずは個で負けないこと。相手に合わせてもいけないし相手の勢いが勝る時間帯もあるかもしれないですけど、この間の試合のように身体を張ってチーム全体でやっていきたいと思います」

長いボールに対しては。

「1対1の局面で負けないこと、またチームとしてコンパクトにして戦うことが一番かなと思います。ロングボールは多くなると思いますけどそこに左右されず、チームとしてまとまってやること。それが一番大事だと思っています。本当にいろいろな特徴を持った選手がスタメン、そしてサブにも控えていると思うので、個人的にはすごく楽しみですし、その中で自分の良さを出したい。苦手な印象があるわけではないし、全員で警戒しながらやっていきたいと思います」

ところで、現在公式戦6試合で5得点と横浜F・マリノス戦で初ゴールを挙げてから結果を出し続けている福田翔生選手。大野選手は福田選手と指宿キャンプで同部屋でした。
キャンプ中いつも一緒にいた二人。実はキャンプ中にケガをしてしまった福田選手でしたが、「ここから上がっていくしかないぞ」と励ましていたのも大野選手でした。

「勢いがあるなと思います。同部屋としては嬉しいですね(笑)。でも翔生は得点が目立って見えるけど、試合中のプレーを見ていると守備で戻るとか身体を張るとか、見えにくいけど細かいことを本当にしっかりやっている。だからこそああやってボールがこぼれてくるんだと思う。あと、翔生にはいつも、続けていくことが大事だから満足するなよって言っています。アイツは本当に浮かれたところも全くないし継続することの大切さを感じていると思います」

後輩にとって頼りになる先輩でもあり、チーム全体を常に見渡している大野選手。

「鳥栖戦では、自分のプレーはダメだったし内容はもっと上げていかなければいけないと思う。でも、勝ちたい意欲とか勝負に対する思いは誰よりも強く持っていたつもりです。もっと一人ひとりが逃げることなく、勝負に責任を負うべきだと思っていた。だから自分がしっかり勝負の責任を負ってやろうと思って入りました。一戦必湘というスローガンとのとおり、1試合にどれだけ気持ちを込めて、勝つためにやれるかだと思うので、次もそういう気持ちで戦いたいと思います」

町田戦は本日15:00キックオフ。
ぜひ、スタジアムで共に戦いましょう!熱いご声援をよろしくお願いします。