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2024COPA BELLMARE U-11 PILOT INTERNATIONAL TOURNAMENT 記者会見

5月6日(月休)にレモンガススタジアム平塚で行ないました「2024COPA BELLMARE U-11 PILOT INTERNATIONAL TOURNAMENT」記者会見の模様をお届けいたします。

湘南ベルマーレ 代表取締役社長 坂本紘司

皆さんこんにちは。この度はお集まりいただきありがとうございます。
2016年からスタートした本大会を、今年も開催できる運びとなりましたことをご報告させていただきます。
冠協賛である株式会社パイロットコーポレーション様をはじめとする多くの企業の皆さまに、この大会の意義や価値にご共感いただき、引き続きありがたいご支援をいただいております。この場をお借りして感謝を申し上げたいと思います。

今大会は、ブラジルの強豪であるパルメイラスの他、アジアの複数クラブを招聘することができました。
過去三度、パルメイラスがこの大会で優勝しています。近年、日本の子どもたちのサッカーレベルが非常に高くなってきていると私自身も感じておりますので、長い月日が経ちましたけれども、過去の王者であるパルメイラスに対して日本の子どもたちがどのような戦いができるのか、という部分も含めてとても楽しみにしております。

このU-11年代の子どもたちが、試合のみならず、ピッチ外も含めて海外の子どもたち、海外の方々とコミュニケーションをとったり、そういった交流ができるという非常に意義のある大会だと思っております。たくさんの方にこの大会を知っていただき、たくさんの方にご来場いただきたいと思っています、
今年も、本当にいい大会になるようにクラブを挙げて努めてまいりますので、メディアの皆さまにはぜひ、色々なところで告知していただき、多くの方に応援に来ていただけると嬉しく思います。

アカデミーダイレクター/U-18監督 平塚次郎

皆さんこんにちは、アカデミーダイレクターの平塚次郎です。よろしくお願いいたします。

本大会の概要についてご説明させていただきます。
本大会の日程は、6月22日(土)に予選リーグを行い、翌23日(日)に順位トーナメントを行います。場所は馬入ふれあい公園サッカー場の人工芝と天然芝のグラウンドです。
参加資格は2013年1月1日以降の生まれの選手で、(日本の)小学5年生以下ということになります。

参加チームは全24チームで、うち海外チームが6チームとなります。
南米の強豪SEパルメイラス(ブラジル)。ベルマーレ・アジア・フットボール・アライアンス「BAFA」の提携クラブよりASIOP FC(インドネシア)、ノンブアピッチャヤFC(タイ)、ナショナル・フットボール・ディベロップメント・プログラム U11(マレーシア)。そしてエフ・シー・ケー(韓国)、北京遠晟 FC(中国)となります。

湘南ベルマーレのホームタウンからは10チーム。厚木トレセン、伊勢原トレセン、小田原トレセン、鎌倉トレセン、寒川トレセン、茅ヶ崎トレセン、中郡トレセン、秦野トレセン、平塚トレセン、藤沢トレセンです。
そして、国内の招待チームは5チーム。海老名トレセン、相模原トレセン、神奈川県TC U-11、COPA街クラブ選抜、三菱養和SC巣鴨ジュニア。
それから我々湘南ベルマーレの強化特待クラス。他のJリーグクラブから、浦和レッドダイヤモンズジュニア、鹿島アントラーズつくばジュニア。
以上の全24チームが参加となっております。

本大会はホームタウンを湘南地域に拡大した2000年に「ホームタウンカップ」という形でスタートしました。11人制でホームタウン内の小学6年生のみの大会でしたが、2016年から8人制に変更し、さらに国内や海外のチームを招聘したりと、この多感なU-11の年に色々な経験をしてもらいたいという強い想いを持っています。子どもたちが国際経験を積むこと、そしてクラブとして地域貢献をしたいという思いで開催しております。
スタッフが約1年間かけて準備をして、様々な努力をしています。今年もさらに良い準備をして、大会を成功させたいと思っています。

質疑応答

アカデミーの現場に立つ中で、この大会の意義を感じる瞬間や成果があれば教えてください。

平塚
2016年の大会でパルメイラスが湘南ベルマーレ強化特待クラスと対戦した際に、(強化特待クラスに)に小杉(啓太:現在スウェーデン ユールゴーデンIF所属)もいまして、やはり海外のチームとU-11の年代で試合をすることで、本当に海外との差を「肌で感じる」こと。大会前と大会後のトレーニングでは全然(国内選手の)目の色が違いますし、肌で感じるということが大きなメリットであると感じています。

小杉(啓太)選手の名前が出ましたけれど、ユース年代で他にもそういう経験をしている選手はいますか。

平塚
そうですね、この大会を通じて、数多くのホームタウン内、また強化特待クラスの選手たちがプレーをしてきて、いま高校生になっている選手たちは、この国際経験を経てやはり「会話の重要性」であったり、「日々のトレーニングの重要性」を感じています。
英語にトライしようという子も増えていますし、(大会に出場した選手たちは、海外と)こんなに差があるならばもっとやらなければならない、という刺激をかなり受けているように感じます。

24チーム参加ということですが、総勢何名くらいの選手が参加するのでしょうか。

平塚
1チーム18名で24チームという形になりますので約430名になります。

新型コロナウイルスの影響で県内チームのみ参加されていた年もあったようですが、24チームというのは規模感として減っているのかどのような傾向があるのでしょうか。海外から6チーム参加というのはこれまでと比べて多いのか少ないのか、変化があれば教えてください。

平塚
ホームタウンのチームにはすべて声をかけていまして、参加を希望するチームはすべて受け入れております。最初の大会はヨーロッパと南米のチームを呼びましたが、予算の関係上、今年はパルメイラスの南米の力を借りるということと、あとアジアはBAFAの提携が進んでいまして、少しずつ増えてきたという状況です。
海外から6チームが来ることによって、本大会に出場する国内全チームが海外チームと対戦できるというメリットがあるので、少しずつ海外チームの参加が増えています。

海外からの最多参加チーム数と、全体の最多参加チーム数を教えてください。

平塚
海外からの参加は、6チームが最多です。全体では24チームが参加し、2日間実施するのにちょうど良いチーム数と考えています。

この大会がU-12ではなくU-11対象である理由を教えてください。

平塚
U-12である小学6年生では、リーグ戦・県大会・全国大会と出場機会が多くあります。それから、4年生も意外と(公式戦の数が)多いんですね。ちょうど小学5年生が間の時期になってしまうので、本大会ではぜひ5年生に出場機会をということでU-11対象としております。

サッカーをされていない方にこの情報をお伝えするにあたってメッセージをお願いします。

平塚
湘南地域のトレセンチームが出場しますので、レベルが高いこと。U-11年代の国内でもレベルが高い大会を見られるということと、やはりパルメイラスさんですね。
私も2016年にパルメイラスのU-11チームを初めて生で見ましたが、衝撃的でした。特に「個人の力」の部分です。
ブラジルの11才の選手を見られる数少ない機会ですので、ぜひ見に来ていただきたいと思います。そしてベルマーレの強化特待クラスも応援していただきたいと思います。
余談なのですが、2017年大会のパルメイラスU-11にエンドリッキくんがいまして、レアル・マドリードで何十億という。(そんな逸材が)来たという経緯もあるので、今年もおそらく素晴らしいタレントが来るのではないかなと思います。