馬入日記

【馬入日記:4月20日】本日ホームで神戸戦!石井久継選手インタビュー

アウェイ連戦から戻り、今日はホームにヴィッセル神戸を迎えての一戦です。

第6節の東京ヴェルディ戦で今季初めてメンバー入りし、東京V、広島、横浜FM戦と途中出場を続けている石井久継選手。
アカデミー育ちで昨年、高校3年時もトップでリーグ戦4試合に出場していますが、今季プロ選手となって新たなスタートを切っています。

「東京V戦では時間が短かったこともありますけど、あまり自分の良さを出すことができませんでした。そこでは手応えを感じることはできなかったんですけど、次の広島戦では少し長い時間試合に出ることができて、自分の持ち味であるドリブルだったりクロス、シュートなど攻撃面では一人少ないなかでもチャンスを作れたかなと思います。多少自信をつけられたと思うのでそこが一番大きかったかなと思います」

広島戦では81分にピッチに入り、積極果敢なプレーでチャンスを演出。一人少ない中でもゴールへの可能性を感じさせました。
続く横浜FM戦では69分に交代出場し、80分の福田翔生選手の同点弾をアシストしました。
得点シーンを石井選手の立場から詳細に振り返ってもらいました。

「まず康介くん(小野瀬選手)がパスをくれるときに右にターンするか左にターンするかを考えて、ワンタッチで動かしたほうがいいなと思って、動かして顔を上げた瞬間にルキアンが入れ替わっていたので、ルキアンの背後にロングパスを出しました。最初、ルキアンが自分でいくかなと思ったんですけど起点になってくれて、まだまだ体力が全然あったので、ゴール前に走りこみました。ルキアンからのボールを左で止めて自分で打ちたかったんですけどパスがずれて、無理やりもっていったら打てないと判断しました。そのままスルーしても相手の目線が変わらないと思ったので、アウトでフリックして翔生くん(福田選手)に繋ぎました。どういう形でもいいから通ってくれればという気持ちでしたけど、繋がって決めてくれたのでよかったです」

全てが一瞬の判断の連続です。

「自分がよくないときは周りが見えていないこともあるんですけど、ボールがくる瞬間、パサーがパスを出した瞬間にもう1回首を振ることで相手も味方も見れるし、そういうところは直近の試合ではしっかり意識してやれているので成長できている部分かなと思います」

また、横浜FM戦では自分自身で約50mのロングシュートを放つなど、思い切りのよさも感じます。

「今年自分が出てまだ勝てていないので勝ちたいという気持ちがありましたし、何より得点を取りたい、得点に関わりたいという気持ちが強かったので自然とプレーが出ました。もっと積極的にやっていこうという気持ちがああいうプレーになったのかなと思きます。決めたかったです」

日常のトレーニングの中で意識していることは。

「今、自分の中ではうまくいっているほうだと思うので、もっともっと練習からチャレンジすれば試合で違いを出せると思っているので、毎回の練習で緊張感を持ってチャレンジすることを心掛けています」

鈴木章斗選手が月間ヤングプレーヤー賞を受賞したり、田中選手がU-23日本代表に選ばれたりと、先輩たちからも刺激を受けているようです。

「章斗くんが得点を取ったり翔生くんもゴールを決めたり、聡くんや大雅くん(畑選手)もみんなそれぞれ自分の目標がある中で結果を出しているのは、後輩の立場から見ていてもすごいなと思います。自分がもっともっと攻撃の面で自分にしかないものを出して、もっと得点に絡めるようになったらチームの底上げにもなると思いますし、年代に関係なくお互いに刺激してチームがいい方向に向かっていくと思います。そこも意識しつつ、まずは自分のことに集中してもっと結果にこだわっていきたいなと思います」

今日対戦するのはヴィッセル神戸です。どんなプレーを見せたいでしょうか。

「まずはメンバーに入ることを目標にやっていますし、神戸は酒井高徳選手がサイドバックにいたり僕が小さい頃からテレビで見ていたような選手もいるので、果敢にチャレンジしていきたい。得点にたくさん絡んで点を取ったりアシストできるようなプレーをどんどん出していきたいと思います」

ホームでの重要な一戦。
そして、サッカー観戦に最高の季節が到来です。快晴のスタジアムで共に戦い、勝利を掴みましょう!