【馬入日記：4月13日】今日は横浜F・マリノス戦！馬渡洋樹選手インタビュー

本日14:00より、日産スタジアムで横浜F・マリノスと対戦します。
連戦は悔しい結果が続きましたが、今日の神奈川ダービーにすべてを傾け勝利を目指します。

今日は馬渡洋樹選手に話を聞きました。前節の広島戦では、後半立ち上がりにソンボムグン選手の退場を受け、急遽ピッチに立つことになりました。
結果は0-2の敗戦となりましたが、約45分間素晴らしいプレーでチームを支えました。

「（急遽の交代は）まだ着替えてもいなくてロッカーにいたので驚きましたけど、でも気持ちとしては常に出る準備はしていたので、そんなに焦りなく入ることができましたし、後半45分通じて落ち着いてプレーできていたかなと思います」

試合に入る前に与えてきたPKのシーンからの試合再開となりました。残念ながらそこで0-1となりました。

「PKで失点してもある意味割り切るというか、しょうがないくらいの気持ちで、スルズル気持ちを引きずるよりもポジティブに考えようと思っていました。結果的に負けてしまったんですけど自分の中では試合に出たこともそうですし、やれることはやったという気持ちでポジティブに考えています」

終盤にはビッグセーブもありました。

「クロスで折り返しでしたけどファーに3枚くらい見えていて、キーパーのセオリーから言ったら移動して待ってそこから反応が普通だと思います。もしあれで失点していたらニアに寄りすぎてたのかなという反省になるかもしれないですけど、でも止められたので結果的にはよかったです。失点してたらまた違う考えになったかもしれないですけど」

また、加藤選手にフリーで打たれたシーンもありましたが、シュートは枠外となりました。そのシーンを振り返ると。

「大橋が持っているときに大橋もシュートを打てる距離だったのでそっちを対応しなければいけなかった。大橋が出した瞬間に加藤選手がフリーだということは分かったていたので、ワンタッチして打つ可能性があると思った。まずポジションを取ろうと思って、相手がワンタッチしたところでまだ距離もあったので、詰めたら身体に当たるかなという感じで詰めました。詰めていなかったら余裕をもってシュートを打たれていたと思うので、その判断はよかったと思います」

ひとつのシーンを切り取っても、瞬間瞬間に様々な判断があり視野広く冷静に見ていることを感じます。

「周りを見ることや視野を広く持つことはキーパーにとって大事なので、毎日の練習から意識しながらやっています。そういう毎日が試合にも繋がるんだなと自分でも実感しています」

また、馬渡選手の得意なビルドアップに関わる部分でも存在感を発揮しました。

「自分がビルドアップで関われるところには関わって、フィールドの助けになれるように意識してやっていきたいと思っています。後ろからビルドアップすることや、また一発で前線の選手に出すことなども、自分が取ってカウンターにできる状況だったらうまく相手の隙をつく意味でも意識してやりたいなと思います」

昨シーズンもそうでしたが、試合に出場できない時期が続いた中でも常にいつ出ても力を発揮できるように準備を続けています。

「プロ1年目から思っているのは、当たり前ですけど毎日の練習を抜かないこと、全力でやること。今も出る機会は多くはないですけど、湘南にきてそれまでよりは試合に絡む回数が増えてきた。でもその出られていない時期が長かった分、出たらやってやろうという気持ちがあるのでそういうところが原動力になっています」

馬入の練習中も4人のキーパーが切磋琢磨し、ライバルとして刺激し合い、仲間として支え合っていることを感じます。
どんなことを意識して過ごしているのでしょうか。

「みんな試合に出たいと思っているけど、キーパーはグループなので支え合うことも大切。自分が出られていないからといって、例えばふてってチームの雰囲気を壊すとか、そういうことはお互いにしないし、ポジティブな声掛けをすることは出ていないからこそできることでもある。胸の内には悔しさとかありますけど、やっぱりチームが大事なので、そういうことは意識してやっています」

今日は横浜F・マリノスとの一戦。全員で勝利を手繰り寄せたい、重要な試合です。

「現状チームが1勝しかできていない状況なので、まず自分のことよりもチームの勝利のために自分ができることをやりたいと思っています。自分がピッチに立てるかはまだ分からないですが、身体も心もそこに向けて準備しています」

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