馬入日記
【馬入日記:3月16日】明日はホームで浦和戦!田中聡選手インタビュー
開幕戦をホームで戦い、その後2試合はアウェイゲーム。京都で初勝利を挙げ、続く福岡では1-1のドロー決着。ここまでの戦績は1勝1分1敗となっています。
明日、3試合ぶりにホームに戻り浦和レッズと対戦。3月唯一となるホームゲームを戦います。
昨日、U-23日本代表メンバーへの選出が発表された田中聡選手。
パリオリンピック出場を目指すこのアンダー世代の代表選出は昨年10月に追加招集をされて以来。追加招集でなければ2022年3月以来となります。
今回の選出について田中選手は「素直に嬉しかったです。ベルマーレでやっていることが評価されたと思うので、変わらずしっかりベルマーレで活躍したいなという気持ちです」と語りました。
オリンピックへの思いは?と聞かれると。
「もちろんオリンピックには行きたいです。前回、晃生くん(谷選手)がオリンピックの舞台で活躍しているのを見ていましたし、出たい気持ちはあります。ただ、自分は今回の選出も久しぶりですし定着しているわけではないので、ここで爪痕を残さないと次は選ばれないと思っています。ただこなすのではなくて、しっかり結果を出したり、プレーで違いを見せられればと思っています」
代表チームへの合流は浦和戦の翌日18日ですが「やっぱり勝っていきたいですし、チームの内容も個人的にもいいパフォーマンスを出したい。ただ、代表があるからとかではなくて、目の前の試合に勝ちたいという気持ちです」と。
さて、前節の福岡戦では第2節までと違い、ワンボランチで戦いました。昨年はずっとアンカーを務めていた田中選手ですが、どんな手応えだったのでしょうか。
「前節、久しぶりにアンカーでしたが、アンカーのほうが負担は大きいなということは個人的には感じました。ただ、役割が増える分成長できると思っています。2ボランチの時はバラくん(茨田選手)が近くにいてくれて、攻守において僕が自由に動いてバラくんに近くでサポートしてもらっていたので、一人になってバラくんの偉大さを感じたというか…。楽をしてたんだなということは痛感しました。福岡戦では、あまりボールに触れなかったしロングボールの蹴り合いみたいになったので、アンカーで中盤で一人でもしっかり受けてさばくことは意識しました」
どちらもできることは選手にとっても大きな強みになることは間違いありません。
「2ボランチもアンカーも両方やっていることで、プレーの引き出しだったり適応力が多少は上がったかなと思います。守備にも攻撃にも常にかかわるポジションなので、自分が真ん中でどういうプレーができるか、自分次第で試合が変わるというくらいのメンタルでやっています。2ボランチじゃないとまわらないとは思われたくないので、ワンボランチでもベルマーレのサッカーが成り立つように頑張りたいと思います」
明日は浦和を迎えての一戦。ここまで3試合の戦績はまったく同じという状況です。
「そんなに苦手意識のある相手ではないと思います。ただ、すごくうまい選手がたくさんいるチームというイメージなので、ボールをどれだけ回収できたり、自由にやらせないかが大事だと思っています。しっかりボールをとって攻撃の時間を増やすことを意識して戦いたいと思います。小泉選手は昨年対戦した時に相手としてすごく嫌な選手だと感じました。そこで自由にボールを持たれたりすると浦和らしい攻撃をされてしまうと思うのでしっかりそこで潰しきれたらなと思います」
ところで、いまとんでもない活躍を続けている遠藤航選手。
ベルマーレの誇りであり、田中選手にとってはアカデミーの先輩でもあります。
遠藤選手がベルマーレのホームゲームに来てくれた時には、田中選手はアドバイスをもらったことも。
「率直にすごいなと思っていつも見ています。守備であれだけボールを奪い、攻撃でも常にボールを受けて、すごい首も振っていますし…。試合を見ながら、次どこに出すんだろうとか、俺だったらいまのは取られるなとか、そういうことを考えながら見ているとすごく勉強になります。あのレベルにいっても自分たちがやっていることは大事なんだなということも感じています。もちろんすごい世界でプレーしていると思いますが、いつかはやっぱり追いつきたい存在なので、目標にして日々頑張っていきたいと思っています」
目標とする先輩の眩しい活躍に刺激を受けながら、田中選手自身も日を重ねるごとに存在感を増しています。
明日も、湘南らしく熱い戦いを。ホームで初勝利を。共に戦ってください!