馬入日記

【馬入日記:3月1日】明日はアウェイで京都戦!茨田陽生選手インタビュー

明日3月2日はサンガスタジアムにて京都戦が行われます。今シーズン最初のアウェイゲーム。勝利を掴み取るべく1週間準備をしてきました。
京都戦に向け、茨田陽生選手に話を聞きました。

まずは開幕戦の川崎戦を振り返って。

「個人的にはケガなくプレシーズンを過ごし、開幕を迎えられてピッチに立てたというのはよかった部分ですが、全体として開幕戦ということもありましたけど硬さや重さが見えた部分があった。もっと100%の状態を作らなければいけないなと思いましたし、自分のプレーでいうとパスミスが多かったので、そこの精度を上げていくこと。ラストパスの部分で、例えばルキアンは裏に抜ける力、個人でもっていく力があると思うので、そういう場面を作り出すパスというのはもっともっと出していかなければいけないと感じています」

攻撃面での手応えとしてはどうでしょうか。

「キャンプではもっともっといい攻撃が出せていたし、練習の中でもいいコミュニケーションからの攻撃というのがあった中、川崎戦ではなかなかいい形でゴール前まで持っていくこと回数が少なかった。準備してきたところから全然出せなかったという印象のほうが強いです。ただバリエーションとしてはショートカウンターだけじゃなくていろいろできるという手応えはあります。開幕戦ではまだ迷いながらやってる感じが多少あったと思います」

4-4-2のシステムの中で田中聡選手とダブルボランチを組んだ茨田選手。ダブルボランチについては。

「柏時代は4-4-2のボランチやサイドハーフをやっていた経験がありますが、ボランチはどの選手と組むかによって自分の立ち回りやプレーというのが変わってくると思っています。ある程度年齢を重ね、いろいろな選手とやってきたのでそういうところは臨機応変にできるかなと思っています。聡であれば、ボールを取る能力が高いので取りにいった時にいった分だけスペースが空くので、そこへのカバーの意識はあります。どこまでも取りに行けちゃうので、やっぱり真ん中を空けないということをより意識しています」

田中選手や鈴木雄斗選手が空けたスペースを茨田選手が埋めるという働きにより、チームメイトがリスクをかけてプレーしやすくなっています。

「フォーメーションに関係なく、味方の選手が空けたスペースを使うということは常に考えて周りを見ながらプレーしています。それは3-5-2であっても空いたスペース、味方が空けてくれたスペース、相手が作り出したスペースというものを見て周りの選手の特長を活かせるようにということは考えています。自分のプレースタイルを考えると個人で打開するというより、周りの選手と連携をとりながらどう相手の裏をかいてスペースを使っていくのかが大事ですし、それは小さい頃からやり続けてきたことでもあります」

また、フォーメーションの変化により攻撃面でよさを感じるのは。

「アンカーの時よりもボールを受けた時に前を向けるシーンというのは多くあると思います。川崎戦ではなかなかそういうプレーを出すことはできなかったので、これから4-4-2の時は自分の特長の攻撃のところでもっともっと起点になれるようにやっていきたいと思います。あとは、誰かに頼るという感じではないので、チームとして誰が出てもお互いにカバーしながらできるという印象もあります」

勝ちきれなかった中で、どういう部分を改善していくべきと感じているでしょうか。

「取ったあとのボールのつなぎ方が大事かなと思います。取った後に相手にすぐ取られてしまったら守備の時間が長くなってしまう。なかなか取りにいけなくなって相手の時間が長くなると苦しくなるので、取った後にどれだけいい形で攻められるか。攻めたら後ろも、この守備でいいんだとう感じでスイッチが入って取りやすくなるという好循環になると思います」

開幕戦での悔しさはありながら、いま感じていることは。

「キャンプでは課題が出たほうがいいと思うんですけど、プレシーズンの練習試合でも悪いところが出た。それを改善しながらやってきて、みんなで話し合い改善しながら試合に挑めていると思います。川崎戦もよかった部分もあったけど悪かったところをまた練習で改善して次に挑めるということに、積み上がっているなということを感じます。去年は開幕戦が良すぎたところがあって、そのままいってしまった。良すぎちゃうと、下がまだグラグラの状態なのに気がつけず、やっぱりダメだったとなった時に戻ってまた土台をつくらなければいけない。そういう意味でも、いまは土台からしっかり作れていて、いい進め方をしていると感じます」

さぁ明日は京都との対戦です。

「京都は球際だったりプレーの際のところに関しては非常に強いチームだと思いますが、そこはベルマーレも負けていないと思うので、そういうところをしっかりと出すこと。川崎戦ではそういうシーンは多くなかったので、球際の部分で競り勝つとか個の対峙のところで負けないというのが大事になるかなと思います」

準備してきたものを出し切る試合を。
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