馬入日記

【馬入日記:2月3日】キャンプは折り返し!石井久継選手インタビュー

指宿キャンプはスタートしてからちょうど1週間、折り返しを迎えました。
ここまでの1週間は、馬入から引き続きかなり厳しいトレーニングに始まり、練習試合も2試合行われました。
今日はオフ!選手たちは各々自由に過ごしリフレッシュしたようです。

さて、今日は石井久継選手に話を聞きました。
今シーズン、湘南ベルマーレU-18より昇格しプロ選手としての歩みがスタートしました。高校2年の夏から二種登録され、高校3年生だった昨年はトレーニングもずっとトップチームで行い、リーグ戦デビューも果たしました。
地元岡山で行われた天皇杯ではプロ初ゴールを決めるなど、プロになる前の昨年も大きな出来事がたくさんあった一年でした。

小学校低学年の頃からテレビで取り上げられたこともあり注目され、ここまでの道のりのなかではたくさんのプレッシャーがあったことが想像できます。

「小さい頃から注目をされたりプレッシャーがあったりいろいろと言われることもありましたけど、それによって負けず嫌いになったと思いますし、ネガティブなことを言われてもバネにして努力したことで成長できたと思います。昇格が決まった時は、家族が喜んでいる姿を見て、それが一番嬉しかったです。自分自身はもっと試合に出て活躍しなければという気持ちになりました」

小学校を卒業してすぐ、中学から地元を離れ湘南へやってきました。
順調に上のカテゴリーへ上がり、世代別の代表にも選ばれ、順風満帆な歩みに見えますが、6年の間には苦しいこともありました。

「やれる自信を持ってベルマーレにきましたけど、中1の時に中3の練習に混ぜてもらうと全然通用しなかった。そういう時期が長く続いて、中1から高1くらいまでは自分が見た限り、自分の学年でも3番手、4番手くらいだった思います。でも、高1の夏にスタメンで試合に出られるようになって経験を積めたことや、世代別の代表で小学生の頃から知ってる、同じポジションの貴田遼河選手(名古屋)からいろいろなことを聞いて学ばせてもらった。そういうことがきっかけで少しずつ成長できたと思います」

中学の頃は身体が小さかったこともあり体格差による難しさもありました。もがく時期が長く続きましたが、それでも常に自分自身を見つめて、大好きなサッカーを追求してきました。
夏休みなどは毎日トップの練習を見に来て、雨の日も傘を差しながら練習を見つめる姿が印象的でした。

「練習を見てると元気が出るので、いつもパワーをもらってました」とその時を振り返ります。

そして昨年、1月のキャンプからトップチームに帯同し4月にルヴァンカップ清水戦でデビュー、5月のC大阪戦でリーグ戦デビュー、さらに7月の天皇杯岡山戦でプロ初ゴールを決めました。

「トップチームでは、まず選手がいい人ばかりなことにびっくりしました。すごく優しいしいい人ばかりだけど、でもみんな自分自身には厳しくて本当にストイックだということにも驚きました。僕自身も先輩を見て、より自分に目を向けるようになったと思います。特に、聡くん(田中選手)が夏に湘南に帰ってきてからは本当に刺激を受けました。聡くんは普段からめちゃくちゃ努力しているし、よく“宇宙に行ってる”みたいに言われてますけど(笑)、本当はすごく考えてるししっかりしている選手。これまでサッカーをやってきて一番影響を受けた選手は聡くんだと思います」

石井選手自身も田中選手同様に、素直で傾聴力のある選手。
「うまくなりたい」「よくなりたい」という強い気持ちを持ち、日々のトレーニングの中から多くのことを吸収しています。
どんな選手になっていきたいですか?と聞くと…

「聡くんのような、チームにとってなくてはならない存在の選手になりたい。あとはやっぱりユース出身なので、海外とか日本代表とかいろいろありますけど、一番はベルマーレの中で活躍したいと思っています」と。

石井選手の今後ますますの成長、楽しみにしましょう!

 

 

 

指宿キャンプは残り1週間。
順調に、元気に過ごしています。ぜひSNSやYouTubeでもキャンプ情報をチェックしてください!