馬入日記

【馬入日記:5月31日】チームとしてのステップアップ。永木選手インタビュー

日曜日の草津戦で先制ゴールを決めた永木選手。
ゴールへと吸い込まれるようにきれいに決まったミドルシュート。ゴールの瞬間、永木選手が驚いた顔をしていたのが印象的でした。
「入っちゃったーっていう感じでした(笑)。ボールの軌道を見ながら“入るの?入ったの?”という感じで…」というのがその時の率直な気持ち。

草津戦はチーム全体にシュートの意識が強く、前半だけで11本ものシュートを放ちました。
「シュートの意識が高かったから得点も決まったのだと思います。僕自身はあのゴールの前に1本打てなかった場面があった。だから次チャンスがきたら絶対に打とうと思っていました。ボールが前にきた瞬間、ファーストタッチをしてゴールを見ると距離があったので一瞬パスも考えたんですけど、シュートを選んでよかったです」とその時を振り返りました。

攻撃の形を作り、何本もシュートを打っている…にもかかわらずなかなか得点が奪えない時間帯でした。
「あれだけシュートを打ってなかなか決まらなかったのでこのままはマズイな、本当に誰か決めなければと思っていました。まさか自分が決めるとはビックリしましたけど」と永木選手。

そして、草津戦では追加点を奪うことができました。
「追加点をとれたことが一番大きな収穫だった。チームとして成長できた部分だと思います。ずっと2点目がとれていなかったので、いつも最後のほうで相手がパワープレーになると苦しい戦いになっていた。2点目がとれると気持ち的にも楽になるし、焦りもなくなって落ち着いてプレーできますね」

追加点を奪いにいくという意識は全員の中にありました。監督の指示はもちろん、ハーフタイムには選手同士でも「2点目だ」という言葉を掛け合っていたそうです。

それにしても、試合の終盤になってもアグレッシブにプレーし続ける姿が印象的でした。
「スペースが空いていて上がることができたので、体力を振り絞って走りました。前へのチェイシングはFC東京戦でできていたので、終盤の時間帯でやれればいいなと試合前から思って意識していました。みんな頑張っているので疲れもあると思うし、ボランチが二度追いすると楽だという話をFWもしていたので、何回もはできないけど、最後のほうで1回でもできればそれだけでも違うと思ったので。今後も続けていければと思っています」

最後まで足が止まらない、驚くべき運動量です。
「もともとそんなに走れるわけではないんですけど、運動量は求められてると思うので。練習の走りより試合のほうが走れますね。試合は90分間ずっと走ってるわけじゃないからうまくメリハリをつけて、いいところでいいサボり方をして、行くべきところはしっかり行くということを意識しています」

そしてなんと言っても、ハン選手とのボランチのコンビネーションのよさが光ります。
「グギョンとはやりやすいですね。役割がはっきりしてきているし、僕が上がったらグギョンがアンカーのような感じでいてくれるから、自分の好きなタイミングで出られます」と永木選手。

そして、8試合中5試合で無失点という安定した守備については…
「例えばセンタリングの対応にしても、徹底してできているし、監督から言われたことをしっかり忠実にできていると思う。それから、健太郎さん(大井選手)がリーダーシップをとってくれて、すごくいい声を出してくれる。ちょっとポジションが違っててもすぐ修正の声を出してくれるので、次のプレーでその言葉通りやれば修正できる。航(遠藤選手)もすごく落ち着いてるし頼りになります。センターバックの前で僕らボランチもしっかり守れば点をとられることはないと思う。最少失点は意識しています」と。

さぁそして、今週末はアウェイでFC岐阜との対戦です。
「岐阜は最下位ですけど、力の差は全然ないと思う。本当に全チーム、ほぼ力の差はないと感じています。監督やコーチからスカウテイングの情報をいつもしっかりもらえるので、そこで相手の特徴を掴んで、草津戦の時のような戦いができればと思っています」

現在、アウェイ応援バスツアーの参加者も募集中です。
ぜひ、岐阜戦もご声援をよろしくお願いします!

さて、4年間、ベルマーレフットサルクラブの選手としてチームを支えてきた関新選手がカフリンガ東久留米へ移籍することとなりました。

関選手は選手として所属すると共に、フロントスタッフの一員としても働いてきました。
今回、残念ながら移籍に伴い退職もすることとなったのです。
今日、5月末が最後の出勤日となりました。

ピッチの上だけでなく仕事の面でも、みんなから頼りにされてきた関選手。真摯で一生懸命な姿はプレーしている時と同じです。

15年ほど前、サッカー選手としてベルマーレに関わり、そして4年前にフットサルの選手として戻ってきました。
「縁のあるチームだと勝手に思っていますので、一生ベルマーレを引きずって生きていきたいと思います!」と笑顔で挨拶。

ありがとう、関選手。
今後も変わらぬご声援をよろしくお願いします!