ONLY ONE STORY

29 FW SUZUKI AKITO

MY STORY

1本の重み

プロ2年目の昨年はリーグ、ルヴァン、天皇杯と公式戦を合わせると10得点でしたが、1年目に比べれば試合に多く絡んでその中で得点を奪うことができたという手応えがあります。
1年目はボールを持つのが怖いと感じることも少しあって、取られる前に早くはたきたいと思うこともありました。
でも、昨年は「失うものはないから、思い切ってやってやろう」みたいな気持ちになれて、ボールを持つことに怖さがなくなりました。
いっぱいいっぱいになることもありましたけど、試合出場を重ねることで、自信をもってプレーできるようになっていきました。
先輩の存在も大きかったです。ピッチ外でも先輩と仲良くなっていろいろ教えてもらったりコミュニケーションを深められたことで、それがピッチ内にも活きるということがあったと思います。

ただ、リーグ戦でもっと得点を取りたいという思いは強くあるので、もっと長い時間ピッチに立って、ゴールを狙いたい。
シュート1本の重みというのは、プロになってすごく感じています。そう簡単にチャンスがくるわけでもないし、きたチャンスをいかにゴールに結びつけるかが本当に重要だと思っています。

高校の時とかは得点をとってもあまり喜ばなかったし「また次決めればいいや」という感じでしたけど、今はその1本が大きい。大きいからこそ、鹿島戦で決めた時みたいなガッツポーズが自然と出るのかなと思います(笑)

MY ASPIRATION 2024

チームを助ける選手に

自分の強みは、時間を作れるところや決定力だと思います。
今年はより貪欲にゴールを狙うところを見せたい。「正確にやろう」と思いすぎていたところがあるのでより貪欲にいきたいと思っています。

もちろんFWは得点を取るだけでいいというだけではなくて、特に湘南は前線からの守備や周りとの連動、様々な役割があります。
個人としてそこも磨いていきたいですし、守備もできるようになれば、例えば今の日本代表でも守備というのは重要だと思うので、そこの成長は必要だと思います。
身についてきている実感はありますけど、まだまだ甘いところはある。
ただ、考えすぎずに、まずはチームのために得点を奪うということを第一にやっていきたいと思います。

変わらずFWの競争は熾烈ですが、全員特徴がそれぞれ違うので自分の強みを出せればチャンスはくるかなと思います。
課題は相手DFとの駆け引きやクロスへの入り方など細かいところ。そういうところを突き詰めて成長する一年にしたいと思います。

チームとしては、積み上げもあるし「自分たちはやれる」ということはみんな思っていると思うので、今シーズンは最初から最後までそれを継続できるように。
僕自身はチームを勝たせられるようなプレーをして、チームを助ける選手になりたいと思っています。