88 MF ONOSE KOSUKE
MY STORY
想いを持って
勝って成長していくことがチームにとって重要だったんですけど、去年はなかなか結果を残すことができなかった。歯がゆい、難しいシーズンでした。
勝てなくなり始めてから、僕自身どうしたらいいのか分からなくなってしまった。
長年湘南にいる選手に、これまでどうやって勝ってきたのか聞いたこともあったし、自分のプレーでなにか気になることがあれば言ってほしいとも話していました。
なにより、怪我は大きかったです。
想いを持って湘南に来て、スタートはよかったけど、2回怪我をして戦列を離れてしまった。3カ月ぐらいですかね、サッカー人生であんなに長く離脱したことはなかったのでショックでした。
治療しに行ったり、いろいろ試したりしましたけど、全然よくならなくて、怪我は怖いなと思った。ましてやチームは残留争いをしていたので、ピッチに立てない責任や悔しさを感じていました。
シーズン中に復帰するつもりでリハビリを行なっていたし、最終節も出るつもりでした。でも全然間に合わなかった。
だからオフには治療と補強トレーニングを欠かさずやって、今シーズンに向けてしっかり準備してきました。
MY ASPIRATION 2024
湘南には湘南のよさがある
今年は実績のある(鈴木)雄斗やルキアンが加わりました。
下馬評は低いかもしれないですけど、戦える選手が揃っているし、いいトレーニングも積めているので、去年のベースをしっかり引き継いでいけば上の順位に行けるはず。
試合に出たい、活躍したいという気持ちがみんなから伝わってきますし、それがいい競争になってチームの力に繋がっていくと思います。
勝つためには、去年の後半戦の戦い方がチームのスタイルに合っていると思います。とくに守備の部分で、コンパクトにして前から奪いに行き、前から行けないときは後ろの声でしっかり合わせる。ラインが開いてしまうのがいちばんよくないので、つねにコンパクトにしながら全員で行くことが大事。
自分たちの基準は智さん(山口監督)から示されているし、練習の強度は高く、走ることも去年より多くなっていると感じます。
湘南には湘南のよさがあると去年感じたし、そこでじゅうぶん戦えているからJ1に残り続けていると思うので、自分たちのよさを大事にしていけばいい。
球際や戦いの部分を含めて、まずは組織として守備をしっかりやることがベースになる。そこの基準はより高くなっていくと思います。
シビアな残留争いを勝ち抜いた力を、今年はもっと上の順位で発揮できるようにみんなでやっていかなければならない。去年より人数が少ないので、選手一人ひとりがしっかり戦力にならなければいけないと思いますし、僕はその中心でいたい。
今年に懸ける想いは誰よりも強いと思っています。