ONLY ONE STORY

47 DF KIM MIN TAE

MY STORY

ターニングポイント

自分は絶対J1でやれる。去年、鹿島で試合に出られないなかでも、そう強く思っていました。
そんなとき、湘南からオファーが届いた。
チームは失点が多く、残留を争う難しい状況でした。自分が入っても状況が変わらなければ、僕自身、ただの選手で終わってしまう。
20代が終わる年でもあり、自分にとっても分岐点でした。

チームの置かれている状況に対して自分がどれだけできるか。
毎試合1失点以下に抑えることや勝点35を取ること、なにより絶対にチームを上げてやろうという強い気持ちで湘南に来ました。

期限付き移籍でしたけど、生活も含めて自分のチームだと思って気持ちをこめてプレーした。勝点35には届かなかったですけど、チームはJ1に残留することができました。
湘南に来てサッカー選手として自信が付いたし、これまでやってきたことが間違っていなかったと感じられ、いままで以上に頑張れるきっかけにもなった。
自分のなかでターニングポイントだったと思います。

MY ASPIRATION 2024

相手に難しいと思われるチームに

去年から強い気持ちでプレーしていたので、完全移籍となってもとくに変わるところはありません。
ただ、チームに馴染んでいくことから入ったのが去年だとしたら、今年は最初からつくっていく責任があるし、引っ張っていく立場だと思っています。

今年は、チームがどんどんよくなっていった去年の後半戦を知る選手がたくさんいますし、力のある選手も入ってくれました。
メンバーがあまり変わっていないということは、智さんのサッカーをみんなが理解しているということ。
さらにポジティブなのは若い選手が多いことです。あまり試合に出られていない選手も含めて、それぞれ武器を持っているし、彼らの成長がそのままチームの戦力アップに繋がると思います。

チームとしてアグレッシブにプレッシャーをかけて縦に速く攻めるために、自分は後ろでしっかりラインをコントロールしたい。
もちろん理想のサッカーばかりはできないので、うまくいかないときにはしっかりゴール前で粘って勝ちに持っていけるような、ビッグクラブがよくやるような戦い方で勝点を拾う試合も増やさなければいけない。
去年から取り組んでいる守備はみんなで共有できているし、自分も整理できているので、さらにクオリティを上げていきたいと思っています。

目標は高く持ったほうがいいと思いますが、シーズンは簡単ではありません。
去年、僕が出た試合の勝点を数えると、5位ぐらい行ける感覚ではいますけど、そのためには何回も連勝したり、無敗を続けたりしなければならない。

負ける試合はあると思います。それでも「湘南は厄介だ」と毎試合思わせたい。
相手に難しいと思われるチームになれば、ひとケタ順位は確実に行けると思いますし、5位も、さらにその上も可能だと思います。
すべては結果論なので、結果に僕はこだわっていきたいですね。