22 DF OIWA KAZUKI
MY STORY
結果を出さなければ意味がない
悔しい、苦しい、情けない……勝てない時期もありましたし、自分はキャプテンだったし、去年は不甲斐ない感情がずっとありました。チームとしても個人としても修正力は課題だと思います。
シーズン終盤は、チームとして残留が懸かっていたし、個人としても「今日負けたら俺はもう出られない」と思って毎試合臨んでいた。
その意味では、1試合1試合にしっかり向き合えたとは思います。
ただ、これは美談でもなんでもない。
残留を争う状況にならないほうがよかったし、ずっとうまくいったほうがいいし、試合に出られるに越したことはない。
結果を出さなければ意味がないと思っています。
MY ASPIRATION 2024
1試合に懸ける
今年は去年とあまりメンバーが変わりませんが、そのぶん慣れるのは早いと思います。
また、変わってないと言いつつ、去年の夏に新しく選手が入ってきたことも含めて、チームは少しずつ変化している。その意味では、継続しながら前に進んでいると思います。
新加入のルキアンは速いし、強い。頑張るし、頼もしいですね。
(鈴木)雄斗も身体能力が高く、上手さも兼ね備えている。戦術理解度も高いので、僕から聞くこともあります。
また(髙橋)直也は、ボールの持ち方とかドリブルとか、相手をかわしたり剥がしたりするプレーは見ていてほんと上手いなあと感じます。自分もやりたいなって思う(笑)。
ツグ(石井久継)に関しては、こういう上手い選手がここからどうなっていくんだろう、どういう成長曲線を描いていくんだろうなって、すごく楽しみですね。今回のキャンプは同部屋ですけど、(年が離れているので)まだちょっと距離感が分からない(笑)。
ベテランと言われる年齢になりましたけど、自分にはその意識が全然ないんです。10数年プロとしてやってきて、理想の34歳にはまったく追いついてない。
もっとやらなきゃいけないし、もっとやれるようになるんじゃないかって、選手としてまだまだ成長できると思っている。課題は尽きないですね。
チームとして今年目指すところは、「一戦必湘」というスローガン通りだと思います。
それがいちばん大事だし、その結果が最後に出るわけだから、1試合1試合大事に戦っていきたい。
また、今年のスローガンは自分にも当てはまる言葉だと思っています。
試合に出られるか、出られないかという競争のなかに自分はいるし、現時点では厳しい立場だと思っている。だから去年のラスト6試合のように、出たときには「負けたらチェンジだ」という気持ちでその1試合に懸けて、それを積み重ねていきたい。
そのためには目の前の試合に懸けて準備しなければ出られない。サッカーを続けられなくなるかもしれない立場や年齢になってきたと思っているので、1試合に懸ける姿勢はより大事にしていきたいですね。