13 MF HIRAOKA TAIYO
MY STORY
1年目にはなかった考え方
振り返れば、去年もまた1年を通していろんなことがありました。
一昨年に引き続きシーズン途中に怪我をして、復帰してからも、自分自身もチームとしてもうまくいかない時期が続いてしまった。
一方で、出場機会が増え、得点やアシストもある程度は残すことができました。満足はないけど、結果的に見れば、少しだけ成長が数字に表れたと感じます。
また球際で負けなくなったり、積み上げはあると思うし、全然まだまだですけど1年目と比べたら進化していると思う。
プロになってこの3年間いろいろ経験を積ませてもらっているなかで、自分の取り組みも変化しています。
智さんや湘南のスタッフ、先輩をはじめ、いろんな出会いや教えを通して思うのは、大事なのはピッチだけじゃないということ。もちろんチームの練習を100%でやったうえで、サッカーが上手くなるためにやるべきことはボールを扱うだけではない。いろんな方向からアプローチできるし、フィジカル然り、いい状態でピッチに立ったときにいいパフォーマンスを発揮できる。
そうやって全部がプレーに繋がっている。これは1年目にはなかった考え方です。
その意味では面白いなと最近感じていますし、自分の頑張り次第でどんどん上がっていけるかもしれないと思っています。
MY ASPIRATION 2024
もっともっと怖い選手に
技術もフィジカルも繋がっていると思うので、最近はすごくそれを意識しています。
たとえば僕はもっと攻撃の起点になりたいと思っているけど、足りない部分がたくさんある。だからフィジカルも技術もメンタルもすべてを高めてプレーに繋げていきたい。
よくアドバイスをもらっているのは(岡本)拓也くんですね。
拓也くんの動作はチームでいちばん綺麗だと思うので、とくにフィジカル面についていろんなことを教わっているし、学ぶべきことが多いです。
取り組むことで少しずつ見えてくるものもあると思うし、結果で示せるように頑張りたい。
1年を通してアベレージ高くプレーすることが選手として大切だと思うので、今年は波をなくしていかなければいけないと思っています。
守備の強度の面で違いを見せてチームを助けるのはもちろんですし、そのうえでゴール前の質にもこだわっていきたい。得点や結果でチームに貢献できる、もっともっと怖い選手にならなければいけないと思っている。
去年以上の結果を残したいですし、ほんとに点を取りたいですね。
自分のいままでのJリーグの実績は、湘南が僕を拾ってくれて出場機会を与えてくれているからあるものだと思っています。
高校時代を思えば、パリ五輪について質問されること自体が不思議な感覚だし、自分はいま、いい環境に身を置かせてもらっていると本音で思っている。逆に、いつまでもこういう環境ではないと思うし、だからこそ僕自身がもっと頑張っていかないといけない。
ここからどうなるかは自分次第だと思っています。