ONLY ONE STORY

6 DF OKAMOTO TAKUYA

MY STORY

自分らしくあるために

個人としてもチームとしても、とにかく難しかったというのが去年の率直な印象です。
正直、ベルマーレに来ていちばん危機感を覚えたシーズンだったし、自分がどうあるべきか、いままででいちばん悩んだかもしれない。

ただ、シーズン終盤チームとしてグッとまとまれたのは、ベルマーレの強みが出た瞬間だったと思います。
僕もまた自分らしい姿を出せるようになりました。攻撃も守備もアグレッシブにやるのが自分の強みだし、それを前面に出して前への矢印を出し続けなければいけないとあらためて思った。「自分はこういうプレイヤーなんだ」と再認識しました。

カズくん(大野和成)の姿にもすごく刺激をもらいました。
いままで自分たちが大事にしてきたものをあらためて出すことの大切さというか、「これで俺たち生き残ってきたんだよ」ということを、その姿はあらためて思い出させてくれた。
突き詰めなければならないところはたくさんあります。そのうえで、本来ベルマーレが持っているDNAみたいなものは絶対なくしてはいけない。それが出ないとJ1という厳しいリーグでは残っていけないと感じました。

身体や考え方のところで、僕は毎年いろいろ新しい取り組みを行なってきたんですけど、去年の途中ぐらいから、昔やっていた基本にもう一度戻って丁寧にやることを意識しました。
自分らしくいなければピッチに立っている意味がないから、どういうプレイヤーなのか見つめ直し、自分らしくあるために、いままでやってきたことをもう一度整理した。
そうして立ち返ってみると、自分がいろいろ積み重ねてきたことがあらためて分かったし、昔とは見える景色が少し変わってきていることも実感できました。

スタメンで出たり出なかったりという時期はあったけど、そのなかで自分のやるべきことは変えなかったし、出られないからといって取り組みを変えたことはなかった。それが最後に繋がったと思います。

MY ASPIRATION 2024

ベルマーレらしい姿を

キャンプではみんな集中してトレーニングできているし、ピリッとした雰囲気もある。強度高く取り組めていると思います。またコミュニケーションも増え、とくに近いポジションの選手とはより多く話している。
みんなで課題と向き合いながら、そのなかで自分のよさをどう出していくかにフォーカスできたらと思います。

今年はシーズンを通してベルマーレらしい姿を見せたいですね。
サポーターの皆さんもそれを求めてスタジアムに足を運んでくれていると思うので、まずはベルマーレらしさを出したいし、僕も自分らしくあり続けることが目標です。
それは簡単そうで意外と難しい。それでも1年を通して続けたいと思っています。

僕自身、試合に出続けたいとつねに思っているし、チームとしても残留争いではなく上に行きたい。去年の結果を思えばこそ、先を見ずに一戦一戦しっかり戦っていきたいと思います。