4 DF TACHI KOKI
MY STORY
チームのために
自分のいちばん持ち味としている守備のところでやられてしまった。そういう反省が去年はありました。
自分の守備範囲のなかであれば負けないという自信はありましたが、もっと簡単に守れるようにポジショニングを意識しなければいけないと感じたし、そこを疎かにして失点してしまった場面が、僕が出た試合で何度かあった。もっと突き詰めなければいけないと思っています。
そのためには、智さんがつねづね言っているように、準備がすごく大事。準備をしっかりすれば、自分の強みである球際もより発揮できるし、もっと楽に守れると思います。
試合に出られない悔しさはもちろんありました。
良い選手は試合に出られなかったとしてもチームにいいものを還元できるし、バックアップメンバーがいい雰囲気でトレーニングに励む姿もいままで見てきた。それを踏まえて、自分はどうだったかと振り返ると、メンバーを外れた当初はできていない部分がありました。
ただ、残留という目標が明確になったなかで、チームは同じ方向を向けていたし、若い選手たちを中心にトレーニングするときも、声を出しながら活気ある練習ができていた。
「チームのために」と意識すればするほどパフォーマンスはよくなっていく。そういう気付きがあったし、自分がどういう状況であれ、真摯に向き合わなければいけないとあらためて思いました。
MY ASPIRATION 2024
「アイツいいな」って思われるような
J1で戦えることは自分にとってもチャンスだと思いますし、僕自身、競争できるようにもっともっとレベルアップしなければいけないと思ってオフを過ごしました。シーズン中も継続してできるように気持ちを高めてやっていければと思います。
新しく入ってきた選手のストロングポイントは分かっているつもりですが、開幕までにより擦り合わせることができれば、さらにいいチームになるはず。守備の意識は去年の終盤も高かったし、もう一度しっかり確認して臨めば、もっといいスタートが切れると思います。
自分も気付いたらプロ5年目、今年27歳になります。でも若さやひたむきさなど、プロに入った頃のフレッシュさは変わらず持ちながらできればと思います。
一方で、年齢的には中堅になってきたので、若い選手たちがよりチームに馴染んで伸び伸び試合に入っていけるように、できるかぎり伝えたい。若い選手たちが輝けばもっと強いチームになると思うので、そういう役割も自分は担っていきたいと思います。
個人的な数字の目標はとくに決めていませんが、より多くの試合に絡みたい。チームのためになにができるかを考えれば、より自分のプレーははっきりするし、よさも出るはず。
ほかのチームの選手たちにも「アイツいいな」って思われるようなインパクトを残したいし、そのための準備をしっかりしなければいけないと思っています。