2 DF SUGIOKA DAIKI
MY STORY
違う景色を見ることができた
ここ2年を振り返ると、それぞれまったく違うシーズンを過ごしてきたと感じています。
自分が鹿島に行くまえの湘南は、順位の変動の仕方やチームの浮き沈みが毎年わりと同じようなイメージがありました。でも僕が帰ってきてからのこの2年は、チームとしてそれぞれまったく違う経験ができている。
というのも、一昨年は最初勝てず、そこから徐々に結果を残せるようになりました。去年に関しては、出だしはよかったけど以降なかなか結果を出せず、シーズン終盤に勝ちを積み上げていった。
去年も一昨年も上を目指すなかで残留争いをしてきた事実は変わらないけど、勝てない状況は同じではなかったし、一方で勝てた時期に表現していたことは共通していると思う。
シーズンを通して戦う難しさは重々承知していますが、経験から学び、修正して整理できれば、浮き沈みなく良い1年を過ごせるのではないかという期待感を持っています。
思い返せば、去年は僕自身もよくない時期がありました。シーズンを通して良いパフォーマンスを示し続ける難しさを実感した。
ただ、センターバックからウイングバックにポジションが変わったのをきっかけに違う景色を見ることができましたし、違う自分がいると感じていました。
もともと序盤戦はあまりうまくいかないシーズンが多いなかで、今年は試合に出続けるだけでなく、チームとともに自分の浮き沈みもなくしていきたいと思っています。
MY ASPIRATION 2024
チームが勝ってこそ
チームとしては去年から引き続き変わらずに取り組めていると思います。キャンプを通して会話も増えている。
個人的には例年尻上がりによくなっていくイメージですが、今年はスタートから納得できるプレーをし続けたいですね。
とくに攻撃面では数字にもこだわってやっていきたいと思っています。具体的な数字を目標に考えているわけではないですけど、得点はもちろん、アシストを増やしたい。
攻撃の際に縦パスを入れたり、ビルドアップの逃げ口になったり、また守備で奪ったりする回数は少なくなかったと思います。でもクロスは相手に引っかかってしまうことが多かったので、サイドからクロスを合わせるところは自分の課題として精度を高めていかなければならない。
去年はウイングバックにやりがいを感じていました。
もちろん、なかなか勝てずに最後まで残留争いを演じたことは悔しいし、チームを勝たせることができればよかったのですが、自分自身のプレーに限れば、ウイングバックで出場した試合では全体的に手応えや充実感を覚えていました。
もう残留争いはしたくないですし、チームが勝ってこそ選手は評価されるものだと思うので、手応えを感じられた去年の終盤のプレーを今年はシーズンを通して示したい。そう思っています。