馬入日記

【馬入日記:12月2日】ホームで2023最終戦!大野和成選手インタビュー

明日はいよいよ2023シーズンの最終戦が行われます。
レモンガススタジアム平塚で14:00キックオフとなります。

先週、ホームのような素晴らしい後押しを受け、横浜FCとの直接対決に勝利しJ1残留が決まりました。
明日は一年間の集大成、熱い応援をいただいた感謝の気持ちをピッチの上で表現します。

今日は大野和成選手に話を聞きました。まずは明日の最終戦に臨む今の心境は。

「来年J1でできる切符を掴むことはできましたけど、当初の目標より大幅に下回ってしまったという気持ちがあります。そういう中で、智さん(山口監督)が“今シーズンで一番の最高な試合にしよう”と言っていたんですけど、本当に一番になるような試合を全員でやりたい。これまでやってきたことを表現していい戦いにしたいし、勝ちたいと思っています」

残留が決まった直後も、ロッカールームでは最終戦、次の1試合がいかに大切であるかを山口監督は選手たちに話していました。これまでと変わらず、1つの試合に懸ける想いを大切にしてこの1週間も準備をしてきました。

振り返れば、夏前の大量失点が続いた時から、現在は直近5試合で4勝1分、2失点という状況。DFとして感じる変化はどんなところでしょうか。

「チームとして奪いどころが定まっていなくて、なんとか凌いでいるという場面が多かった。今はみんなが同じ意図を持ってしっかり狙った上で奪っていて、それが攻撃に繋がっているという場面も増えていると思います。大量失点していた時とは、やっていて全然違うなと思います。中断期間なども経て整理されたり、あとはやっぱり結果もついてきたので、これでいいんだという自信に繋がったことは大きかったと思います」

また、執着心や連携という部分でも変化があったようです。

「ひとつのボールに対する執着心がすごく高くなったと思います。まだ完璧に守れているわけではないしやられる場面もあるんですけど、みんなの執着心やそれが90分間継続して、集中を切らさずやれているなと思います。軽い失点というのがなくなったと思います。“ヤバい”と思う場面でも、誰かがカバーに行ってくれたりとか、みんながチームのためにやれていることがいいのかなと思います」

いま守備をしていてキーになっていることとは。

「守備に関しては予測と信頼です。例えば、僕が出るから前の選手は行けると思って行ってくれるとか。僕も後ろのスペースが気になるけどミンテとかがカバーしてずれてくれるから行けるとか。以前は、今行っていいのかな、ダメなのかなというのが多かったですけど、今は来てくれるという信頼感もあって前にいけるようになったし杉岡や大陽(平岡選手)を動かしたりもしやすくなった。そういうチーム全体での信頼、繋がりがよくなったと思います。そして、やられそうになったらみんなで身体を張って守るというメリハリも、いまできてきているのかなと思います」

大野選手個人としては、序盤はなかなか出場機会がない状況が続き、5月以降少しずつ出場を勝ち取り、7月20日の第20節からは全試合ほぼフル出場を続けています。(1試合のみ89分に交代)

「シーズンの最初からずっと出ているほうが当然選手としてはいいと思います。でも出られない時でもやるべきことは変わらないし、自分が試合に出たらやってやろうと思っていました。自分は湘南の歴も長いので、なんとかしたいという思いは他の選手より少なからず強いと思っています。それが結果につながったことは、個人としてはよかったかなと思っています」

さて、明日対戦するのはFC東京です。

「どのチームもそうですけど、前線の選手のスピードや迫力というのはすごいものがあると思います。それに引っ張られすぎてもよくないと思うので、うちらしく攻守にアグレッシブに戦いたい。今までやってきたことを表現して、攻守において全員で連動することが大切だと思います」

様々なことがあった2023シーズンも、ついに明日が最終戦です。

「DFとして失点しない、強固になるということがいま勝点を拾えている要因だと思います。常日頃課題はありますけど、今できていることを続けていかなければ自分が出る意味がない。最後まで続けて、やりきりたいなと思います」

明日14:00キックオフ、2023シーズンの最終戦です。
試合後は最終戦セレモニーも行われます。スタジアムでお会いしましょう!