馬入日記

【馬入日記:11月10日】明日はホーム名古屋戦!田中聡選手インタビュー

明日は名古屋グランパスを迎えてのホームゲームです!
神戸戦から2週間のインターバルがあり、日々トレーニングを重ねてきました。
リーグ戦は残り3試合ですが、まずは目の前の名古屋戦に集中し挑む一戦です。

今日は田中聡選手に話を聞きました。
この2週間、意識して取り組んできたことはどんなことだったのでしょうか。

「ボールを受ける位置とか寄りすぎないで中間をとってバランスよくビルドアップすることなどを意識してトレーニングしました。自分のところにマンツーマンできている時やサイドを変えたい時に自分がいい位置にいないと詰まってしまうし、そこは以前からずっと課題なんですけど、より意識的に取り組めた1週間だったと思います」

名古屋と言えば、2022年に湘南に在籍した米本拓司選手が中盤に。

「ヨネくんは絶対に自分のところにボールを奪いにくると思うし、湘南にいた時の紅白戦でボールを取られるのはだいたいヨネくんだった。常に見て、ボールをうまく捌きたいなと思っています。ヨネくんや稲垣選手は力強さがあるので、そこの球際の局面で負けないこと。セカンドボールの回収や対人、切り替えというのはJリーグでもトップクラスだと思うので、対峙するのがすごく楽しみです」

名古屋を相手に注意したいところは。

「守備が堅くて攻撃ではカウンターで前線に強い選手がいるすごく手強いチームという印象です。前回対戦を見ましたが、ボールを持てる時間もあるので、そういう時にシュートで終わる形を作ること。また、ボールを奪われた後にカウンターが速いのでそこのリスク管理は自分のところで大事になってくると思っています。自分のところで潰せれば二次攻撃もできる。リスク管理はしっかりしたいと思っています」

ボールを持つべき時間、スピードを上げて行くべき時間など様々な局面で判断が求められます。

「ボランチがボールを持てないと攻撃が成り立たないし、持てないと試合を通してきつい時間が長くなってしまう。でもずっとそれだと湘南らしさも消えてしまうので、カウンターのところは出て行きたい。ゲームをコントロールする力をつけて、急ぐところと落ち着いて後ろでボールを回すところはしっかり判断したいと思っています」

先日、U-22日本代表のメンバー発表がありましたが田中選手の名前はありませんでした。

「もちろん選ばれたかったですし悔しい気持ちはあります。でも、選ばれない理由は自分の中で明確な課題としてあります。ゲーム運びやビルドアップの部分はもっとしっかりやっていかないと、日本はボールをつなぐサッカーなのでそこは大事だと思っています。まだまだ序列的にも下ということは分かっているので、追い越して、あと1年くらいまだチャンスはあると思っているので、ベルマーレでしっかり活躍してパリに行けたらと思います」

課題を見つめると共に、自身の成長についてはどう感じているでしょうか。

「プロ1年目とか2年目は調子がいい日と悪い日が正直、運のようなところもあった。最近だと考えてプレーできているので、試合前の不安とかもないです。もちろん感覚でやるところも大事にしていますけど、でも全部が感覚だとダメなので。感覚の部分も残しながら、考えてプレーする部分は多くなってきていると思います。いま本当にサッカーをやってて充実感がありますし、成功ばかりではなくて失敗もしますけど、サッカー選手として成長しているなという手応えがあります」

残留争いの渦中ではありますが、選手たちの表情に硬さはなく、充実した表情が見られます。

「練習の中でみんな自信を持っているし、今はサッカーの本質的なところとか戦うところ、湘南らしく走るところは練習からできているのでそこは自信になっていると思います。練習もすごく充実感ありますし、きついし、楽しいです」

明日、レモンガススタジアム平塚で14:00キックオフ。
ぜひ共に、熱く90分を戦いましょう!