馬入日記

【馬入日記:5月3日】ホームに戻って柏戦!茨田陽生選手インタビュー

アウェイ3連戦を戦い、ついにホームに帰ってきます!
今日、レモンガススタジアム平塚に柏レイソルを迎えます。

前節のヴィッセル神戸戦でケガからの復帰を果たした茨田陽生選手。
開幕前に負傷し2カ月間リハビリに励んできました。
公式戦の出場だけで考えれば昨年の最終節から遠ざかっていたため、11月5日以来の出場となりました。

「シーズン中に2カ月も離脱したのは初めてのことでした。開幕戦から出られていなかったので、自分の中ではまだ始まってなかったというか、キャンプの延長線上という感覚で。開幕戦の直前だったので、全員が開幕に向けて準備している中で少し落ち込みましたけど、切り替えてやるしかないと思いましたし、身体をしっかり作ろうと考えました。そういう風に考えて、メンタル的に2カ月間保てたかなと思います」

リハビリ中はチームのことを客観的に見る機会でもありました。

「新しい選手がきて試合に出ているところを見ながら、どういうプレーをするのかな、どういうプレーが好きなのかなということは見ていたので、それを練習ですり合わせてピッチに出せるんじゃないかなと思っていました」

神戸戦では、久しぶりとは思えないプレーぶりに驚かされました。

「公式戦はいつも緊張するんですけど、今回はみんなは10試合以上やっている中で自分は初めての試合ということで、いつもよりも緊張はあったんですけど、その緊張がいい具合に自分のモチベーションにもなりました。スムーズに入れたと思います。そして何よりも、本当にサッカー楽しいな、この応援や雰囲気の中でプレーできるって最高だなという気持ちでいっぱいでした。サッカーが楽しかったです」

昨年と比べ、新鮮に感じたこととは。

「去年よりも前への守備の圧力は上がったんじゃないかと思います。チーム全体、DFラインの押上げもそうですし、それにつられて中盤、FWも前に押しあがっていくとこというのは去年よりもスピーディーだし力もあるんじゃないかなということは感じます。チーム全体が前に前に向かっていっているなと思います」

昨年の途中からはずっとアンカーでプレーしていましたが、神戸戦ではひとつ前のポジションでプレーしました。

「頭の中でやるべきことは整理できていました。多少は力になれたと思いますけど、結果には結びついてないのでもっともっとやらなければいけないなと思っています。ポジション的には、このチームならどちらでも楽しめるなと思っています。ひとつ前で出ると、亮太くん(永木選手)が後ろでどっしり構えてくれているので、前で自由にできる部分もありますし、そこは誰と出ても合わせて考えながらできるかなと思います」

どこのポジションであっても茨田選手らしさが出せるというのはチームにとっても強みです。

「自分の特徴であるパスでリズムを作るとか、相手を見ながらポジショニングをとるといったことはポジションに関係なく出していって、チームの力になれるんじゃないかと思っています。どこで出ても特徴を出すことはスタンダードにしていきたい。ゴールに近いポジションであれば、ゴールに向かっていくということはやっていかなければいけないなと思います」

チームの進化については。

「まだチャレンジしている最中で、形にはなり切れていないと思うので、無理してやりすぎて自分たちで追い込んでしまわないようにしたい。やっていい時とやってはいけない時があると思うので、試合の中で声をかけながらやって、チームとしての成功体験を増やしていけたらと思います。でもいまの湘南の楽しさは、進化の過程だからそこが楽しいのかなということも感じます。出来上がったチームじゃないから、こういうことができるようになった、これはまだ課題だなとか、これはこうやったらうまくいきそうだなとか、いろいろ考えながらやっているところ。成功して、くじける時もあって、また立ち直ってという状況ですけど、形になっていく段階のチームなので、そこの楽しさがあります」

そんな中で、茨田選手はどんなプレーをチームに還元したいと思っているでしょうか。

「細かいところかなと思います。パスの強弱もそうだし、パスをつける足もそうだし、細かいところを追及してみんなにも伝えていけたらなと思います。ひとつのパスで次の選手がプレーしやすいかというところまで考えてパスを出せればと思うし、全員がそこにこだわれば、もっともっといい形でいいテンポでゴール前まで運んでいけると思う。それを意識して、チームも個人もレベルアップしていけたらと思います」

今日は茨田選手にとって古巣となる柏との対戦。
勝利のみを目指し、戦います!ぜひ共に戦いましょう。