馬入日記

【馬入日記:4月28日】明日は神戸戦!平岡大陽選手インタビュー

アウェイゲームが続いています。
明日はアウェイ3連戦の最後、ノエスタでヴィッセル神戸との対戦です。
平岡大陽選手に話を聞きました。

前節の名古屋戦では、2点のビハインドから追いつき2-2のドロー決着となりました。シュート数が多い最近の戦いではかなり珍しく、シュート1本で終わった前半の戦い。そこから改善し後半はゴールに迫るシーンも多くなりました。

「自分のよさを出せていなかったし、効果的なプレーをできていなかったと思います。やりながら“これでいいのかな”と感じていた中で、監督からも指摘されて、まずは自分たちからアクションを起こして相手を動かすことが大事だなということを再認識しました。試合中に変えられた部分もあったし、そういう意味ではひとつまた学べたと思います。改めてそこは失ってはいけないところだなと感じました」

後半、山田直輝選手のゴールで1点を返し、さらに町野修斗選手のPKで同点に。
チャンスの数も多くなりました。

「後半、シュートまでいけたのはよかったですけど、僕自身はその中でもっと変化をつけることが必要だと思っていました。同じような動かし方が続いて、相手にガッチリハマってる感じがあって、深い位置まで入れているけど、そこからのアイデアが足りなかった。ゴール前までいけてるけどもうひとつクオリティが上がらないところがあったと思います。ただ、そこまでいけたのは前半の課題を修正したからこそ。それでまた次の課題が生まれたので、本当にひとつひとつかなと思っています」

名古屋、横浜FMと追いついて引き分けに持ち込む展開が続いています。

「去年の今の時期はギリギリで負ける戦いが多かったと思うんですけど、いまはギリギリで追いつけたり、なんとか勝点を拾う戦いができている。それは、全員がゴールへの意識とか、勝つということにフォーカスしてやっている結果として、負けてる状況でも勝点1をもぎ取ることに繋がっていると思います。ただ勘違いしてはいけないと思うのは、勝っていないということ。やっぱり勝たなければいけないし、失点してビハインドになるのは思わしくない状況なので反省しなければいけない。でも、点を入れられているということは、今年キャンプからやってきた中で自分たちがやっているサッカーが確かなものであるということを実感しています。数字だけを見れば得点数は上位にいるので、積み上げの自信がチームとしてあると思います」

平岡選手自身の変化はどんなところに感じているのでしょうか。

「周りの状況を見て、自分のベストなプレーを選択するということが一番大事だなと思います。あとから映像で見たら、こうしたらよかったなということは簡単に分かるけど、それを試合中にどこにスペースがあるかを一瞬で判断することは難しい。どこまでいっても完璧はないし追及し続けなあかんことやなと思います。ただ、前は映像を見返したり、振り返ってもどうしたらよかったのか、ということが分からなかった。でも今ならアイデアが出てくるので、そこはひとつ進歩していると思います」

自分の変化を感じつつも「まだまだ」という気持ちが強いようです。

「自分が動くだけじゃなくて、味方にスペースを空けるとか味方が空けてくれたスペースに走るとか、サポートを使うためにここに立つ…といったことは果てしなくあるから。そこをひとつずつ積み上げていくことが大事かなと思います。やっぱり後からではなく、ピッチの上で一瞬で判断できるようにならなければいけないと思います」

さて、明日は首位のヴィッセル神戸との対戦です。

「神戸は個の能力の高い選手が多いですし、一人で試合を決められるような選手がいるイメージがあります。ただ、だからと言って何も変わることはないと思っています。上位であってもやることは変えてはいけないし、そんなに大きな差はないはず。貫くというところはひとつ大切になると思います。自分たちの良さを忘れずに表現できれば、全然勝てるチャンスはあると思います」

貫くべき自分たちのサッカーがある今、首位を相手にどんな戦いができるか、楽しみが大きな試合でもあります。

「そう思えるのは嬉しいことやけど、でも勝点3に繋がった試合はまだ2試合しかない。個人もチームも改善すべきことがたくさんあると思うし、それは自分たちの伸びしろやと思います。数字にも結果にも、よりこだわって戦いたいと思います」

神戸戦は明日14:00キックオフ。
神戸へ行かれる皆さん!スタジアムで共に戦いましょう!そして様々な場所からDAZNを通しても共に戦って下さい。