馬入日記
【馬入日記:3月26日】ルヴァンカップ川崎戦!舘幸希選手インタビュー
ルヴァンカップのグループステージ第2節 川崎フロンターレ戦が等々力で行われます。
3月4日にリーグ戦で戦ったばかりの川崎と再び対戦となります。
今回は舘幸希選手に話を聞きました。
まずは1週間前のリーグ戦、アビスパ福岡戦について。1-0でリードしていた中でアディショナルタイムに2失点するという展開。後半途中までは攻守において躍動する試合をしながらもショッキングな負けを喫しました。
福岡戦は途中出場となった舘選手。
「普段やっているポジションではなかったですが、あそこで自分が入る意味というのはゼロで抑えることだと思って入りました。ボランチのところで相手に蹴られてセカンドボールのところやセンターバックとの間を埋めるというところが意識として低かった。1点目もそういう形でやられましたし、2点目もスペースが空いてしまったので、危機察知というところをもっと意識しなければいけなかったと思っています。ゼロで守備を締めるところが自分の役割だと思っていた中で、非常に悔しい敗戦になりました」
3バックを務めることが多い舘選手、福岡戦ではダブルボランチの一角に入りました。
「本来はディフェンスですけど、智さん(山口監督)からは常々重要なのは形ではないと言われていますし、どのポジションでもやるべきことをやるという意識があるので、後ろだからとかボランチだからとか関係なしに迷いなくやれるという自信を持って入れています。やるべきこともチームとしてはっきりしているのでそこの迷いはないですね」
敗戦のあと、チームはどんな雰囲気でトレーニングをしてきたでしょうか。
「ああいうショッキングな負け方をしてチームも勝っている時に比べたら落ち込みがちでしたけど、週明けのトレーニングが始まった時には、みんなもう次の試合を見据えて前向きにやっていました。改めて、もっと突き詰めていかなければいけないなというのはチーム全体で感じているところです。開幕戦で勝ってそのあと勝てていないことが続いているので、もっともっとチームの中で要求しなければいけないし、練習の中でやらなければいけないという意識を持ってやっています」
ルヴァンカップは、第1節で浦和レッズと対戦し0-0。上に進んでいくには必ず勝利を掴みたいところ。
川崎は3週間ほど前に対戦したばかりですが(1-1の引き分け)、川崎の印象とは。
「いつも対戦して思うのは個人の技術が高いなというところと、自分が対峙するところでいうとマルシーニョ選手のようにスピードの変化やアクセントを加えられる選手がいて、家長選手がためを作ってといったところで個人の能力はやはり高いなと思います。ゴールに向かうところで揺さぶられることもありますし、そこの脅威のあるチームだなと思います」
川崎戦も終了間際に追いつかれる展開でしたが内容的にはよいところを出せた試合でした。
「自分たちがプレッシングをかけていくというのは川崎だからといって引くことはありません。ただ前回ハマったからといって今回も通用するとは限らないし相手もどういう対策をしてくるか分からない。川崎だからということではなくて、相手のサッカーに合わせるのではなくて、自分たちのサッカーができればと思いますし、そうすることで結果も出ると思います」
舘選手と言えば1対1の強さに目を見張るものがありますが、攻撃力のある川崎戦での対応については。
「前の選手がプレスをかけてくれる分限定できていますし、背後に走られたときのスピードも脅威ではありますが、そこの自信は僕も持っているしやらせないために準備しています。そこのやり合いは自分自身も楽しみですし、そこを抑えられればチームとしての結果も出るかなと思います。前向きに仕掛けさせないように追い込むことを意識してそこで良さを消したい。人がどうなるか分からないですし、僕自身も出られるか分からないですが、出られれば周りの選手と連携しながらチーム全体で川崎を抑えられればなと思います」
グループステージのひとつひとつが、あの頂点へと繋がっていきます。
「チームとしてもちろん優勝を目指していますし、カップ戦だからといってチームとしてやることも意識も変わらない。勝利だけを目指して自分自身もリーグ戦と変わらずいきたいなと思います」
川崎戦は15:00キックオフ。
熱い戦いを共に!