馬入日記

【馬入日記:3月3日】神奈川ダービー川崎戦!永木亮太選手インタビュー

3月4日は川崎フロンターレとの神奈川ダービーです!(13:00キックオフ)
開幕からの2試合は1勝1分。積み重ねてきたものを発揮できている手応えがあります。
今回は永木亮太選手に話を聞きました。

まずは対戦する川崎の印象について。
「やはり強豪ですし、一人ひとりの技術というのはJ1の中でトップクラスだと思います。強いことは十分分かっているんですけど、自分たちはそういった中でも我慢できるメンタリティも持っていますし、相手の嫌がること、例えばプレッシャーをずっとかけられるところが特徴だと思います。相手のホームでもありますし厳しい戦いになるとは思いますが、しっかり勝ち切りたいと思っています」

どういうところがポイントになりそうでしょうか。

「うちの場合は相手に合わせるのではなくて、しっかり準備して積み上げてきたものを、どの相手にも100%出すことができれば自分たちらしいサッカーができると思います。準備したきたことをいかに出せるかというところが勝敗の肝になると思います」

ここ2試合で5得点。順調に得点を重ねることができていますが、どういったところがよくなっているのでしょうか。

「まず単純に最後のところ、シュートやアシストの精度はキャンプからそうですけど上がってきていると感じています。あとは全体的に前へいくという気持ちがすごく強いので、こぼれ球が自分たちのところにこぼれてくる回数や、前にこぼれる回数が多い。それをうまくショートカウンターやカウンターに持っていけているという印象があります」

永木選手はアンカーのポジションを担っていますが、意識していることとは。

「いろいろなところがありますが、まずは自分のポジショニングを意識しています。味方のポジションや相手の立ち位置を見て、考えながらプレーすることがすごく多いポジションなので、身体も疲れるし頭も疲れるんですけど、でも取った後は特に自分のところから前の選手に1本目でパスを繋げるとチャンスになる。それがゴールに直結するパスではなくても、その前のパスであったり、その前の前のパスでも、そういうチャンスになるパスを多く出せればもっともっとよくなるんじゃないかと思っています」

実際に得点へと結ばれている状況もあります。そして、今季加入した小野瀬選手とのコンビネーションも光るところです。

「距離も近いですし、康介(小野瀬選手)は前を向いた時にすごく力を出せる選手なので、前を向ける状態でパスを出せればいい形で攻撃に繋げてくれる選手。アイデアもあるし技術も高いので、いま康介が攻撃の起点になっていることがすごく多い。なので自分はそのひとつ前のパスを出すことを意識しています。自分の役割としてはできるだけ下げるのではなくて、前の矢印を意識しながら、前につけるパスを出すというところだと思っています」

日々のトレーニングからもポジティブな要素がたくさんあり、チームのベースがしっかりと確立されてきています。

「どの相手にも自分たちのプレーができるようになってきましたし、キャンプからもすごく手応えを感じながらシーズンを迎えられた。もちろんこれからいろいろなことがあると思いますけど、その中でも自分たちのベースというのは高いところで作れているのかなと感じます。自分自身もですが、チームとしていかにそれを維持できるかというところも大事になると思います」

試合を戦って出た課題と向き合い、そしてよいところはさらに伸ばしていきたいところです。

「どの試合でも自分たちが準備したことをピッチの上で表現するということが前提にある中で、この間のように2-1で勝っている時にバタバタしてしまったという反省もあります。そういう時に選手たちがどういう試合の持っていきかたができるのかというところも、上位にいくには重要なところだと思っています」

そして、永木選手にとっては期する想いで迎えたシーズンです。

「去年7年ぶりに戻ってきて、周りからも期待してもらっていることを感じていましたが、自分のパフォーマンスが上がらなかったですしチームに貢献できないという悔しさの中で過ごした半年間でした。出場機会を求めて名古屋に移籍して、名古屋では試合に絡むことができて自分の中でも徐々にコンディションが上がっていった印象がありましたし、改めて試合に出る喜びを感じながらやっていました。今年、その去年の前期の悔しさやチームに貢献できなかったという気持ちを胸に持ちながらスタートして、今年に懸ける気持ちはすごく強いものがあったし、とにかく責任感を持ってやらなければいけないというのが現在です。自分としては、試合に出てチームを勝たせられる選手になりたい。それがまず一番にあります。また、今年35歳になりますし、ベルマーレも昔から知っているので、ピッチ内外でしっかり周りの選手のサポートもしなければいけないなと感じながらやっています」

“チームを勝たせる選手になりたい”その一心でトレーニングでも試合でも、責任感を抱きながらプレーしている姿があります。

思えば、昨年は声出し応援が一部解禁になったのは名古屋への移籍後のことでした。今季は開幕戦から声援を聞くことができ、永木選手の懐かしいチャントも歌われています。

「湘南に戻ってきてから去年は声援が聞けなかったですし、今年それが解禁になって試合前から歌ってもらえることが本当にすごく嬉しい。気持ち的にもノリますし声援の力は大きいなと感じています」

明日、等々力でもぜひ熱い熱い応援を!
重要な一戦、共に戦い勝利しましょう。明日は13:00キックオフです。(DAZN、NHK BS1でも中継があります)