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【開催報告】湘南ベルマーレ発“ローカルキャリア教育”プロジェクト「湘南まなべるまーれ in アズビル」

湘南ベルマーレは、地域の企業と手を組み、地域の子どもたちが夢中になる自己発見型ローカルキャリア教育プロジェクトを「湘南まなべるまーれ」を開講しています。

この「湘南まなべるまーれ」は、クラブの行動指針である“たのしめてるか。”を軸に、地域の子どもたちの「はたらくって本当はなんだろう?」を、その地域ではたらく大人の夢中に“圧倒される”ことで、自分が本当に夢中になれることを見つめ直し、大志を抱く“リアル”にこだわったローカルキャリア教育授業です。
地元にこんなにかっこいい大人がいるんだ!こんなにおもしろい会社があるんだ!という発見が、将来、一人でも多くの子どもの、地域ではたらくきっかけになればと考えています。

第2回目となる今回は、昨年12月26日に藤沢市に研究開発拠点を構えるオフィシャルクラブパートナー「アズビル株式会社」様と共催いたしました。
「アズビル株式会社」様は日頃より地域貢献活動に力を注いでおり、湘南まなべるまーれにおける“ローカルキャリア教育”の趣旨にご賛同いただき開催する運びとなりました。

対象となる子どもたちは、湘南ベルマーレホームタウン内に在住・在学している中学2年生。当日の会場は、アズビル株式会社 藤沢テクノセンターに竣工した新実験棟内にある「協創ルーム」!様々な工夫が凝らされた新しい建物で学びを受けました。
子どもたちにとっては普段入ることのない「会社」。近所にあるのは知っていたけど、中で一体何が行われているか想像がつかない「会社」。ドキドキしながら開講しました。

 
 

【1限目:ホームルーム】
1限目は、参加者・スタッフ全員でホームルーム。子どもたちはもちろん、大人も緊張しっぱなしなので、まずはシマコーチ(湘南ベルマーレOB 島村毅)によるウォーミングアップ!
身体と頭をフル稼働させながら、徐々にリラックスして会場内に笑顔が溢れてきました。

 
 

開講挨拶は、水谷校長先生(株式会社湘南ベルマーレ 代表取締役社長 水谷尚人 ※2022年12月時点)から「夢中になることの大切さ」の話。
湘南ベルマーレやJリーグの歴史をなぞりながら、クラブスローガンである“たのしめてるか。”についてレクチャーしました。“たのしめてるか。”とは、何かに夢中になって、一心不乱になって、時を忘れて何かに取り組もうよという意味が深く込められています。「今日、みんなには本当に夢中になれることを探してもらいます!」とエールを送りました。

 
 

続いては、アズビル山本社長(アズビル株式会社 取締役 代表執行役社長 山本清博 様)からご挨拶。
山本社長自ら手品を用いて「アズビルとは」をご説明いただきました。

 
 

【2限目・3限目:アズビル講師による授業】
いよいよ授業のスタート!アズビル社員が講師となり子どもたちに授業を実施しました。

Team1の授業では、まず藤沢テクノセンター 新実験棟内の秘密に迫りました。この建物、アズビルの「すごい!」を伝えるために色々工夫を凝らして設計されているそうです。実際の建物を巡りながら、目に見えないものをコントロールしている技術やその裏側にある技術者の想いをお話しいただきました。

 
 
 

そして、「未来の教室」「未来の体育館」こんなのあったら良いな!をみんなで考えて発表しました。
みんなのアイデアはきっとアズビルの皆さんが叶えてくれる、はず!

 
 
 

Team2の授業では、アズビルのオートメーションの技術に触れて理解を深めながら、世の中の安全と快適を支えていることを説明いただきました。
見えないけど生活に欠かせない、かっこいいことをしている会社です!と話される講師の言葉が印象的でした。

 
 
 

講師一人ひとりの“たのしめてるか。”エピソードは、自分たちが中学2年生から今に至るまでを包み隠さず教えていただきました。楽しいこと、嬉しいこと、悔しかったこと、挫折…色々なことがあるけど、せっかく同じ時間を過ごすなら明るく前向きに取り組んだ方が良い!アズビルという会社は「夢中な大人たち」に支えられていることが伝わったのではないでしょうか。

 
 
 

実はこの本番当日を迎えるために、講師の皆さんは何時間も打ち合わせやリハーサルを行いました。子どもたちに伝えるからには、とことん自分たちの“たのしめてるか。”と向き合い、準備を重ねてきた大人たちの一生懸命な姿、夢中になって取り組む様子はきっと子どもたちに伝わったのではないかと思います。
アズビル講師の皆さま、本当にお疲れ様でした!

【4限目:振り返りワークショップ】
2コマの授業の後はグループワーク。少人数のグループに分かれて、今日学んだこと体験したことを共有し合いました。

 

思ったことや考えたことを上手く言葉にして表現するのは難しい。でも、今日初めて出会った「夢中」、見つけた“たのしめてるか。”な様子、自分が今まで夢中になったこと、これから夢中になって頑張りたいこと、それぞれ自分の言葉で伝え合いました。

 
 
 

たくさん話し合った後は、今日の経験を通じて見つけた「自分の夢中」を書きました。

 

ワークショプで自らが記した「自分の夢中」を全員の前で発表。一人ひとりそれぞれの「たのしめてるか。宣言」に耳を傾け、お互いにエールを送り合いました。発表の後は大きな拍手!子どもたちはもちろん、大人たちも負けずと力いっぱい発表しました。

 

【5限目:閉講式】
アズビル講師より本日のまとめとエールをいただき、水谷校長先生から閉講挨拶・修了証授与を行いました。

 

 
 
 

最後に、自分で書いた「たのしめてるか。宣言」を手に記念写真。

夢中になって、たのしめてるか。
参加した子どもたちにとっても、講師を務めた大人たちにとってもとにかく中身がとても濃い一日でした。
皆さまご参加いただきありがとうございました!

改めて、はたらくってなんだろう?と考え出す子どもたちが、はたらく大人の夢中に“圧倒される”ことで、“自分が本当に夢中になれること”を発見するアクティブな出会いの場になったことを期待しています。
地元にこんなにかっこいい大人がいるんだ!こんなにおもしろい会社があるんだ!というこの出会いと驚きが、一人でも多くの子どもたちにとって、自分の未来、そして自分の住む街の未来について考えるきっかけになりますと幸いです。

湘南まなべるまーれの今後の展望として、他の湘南ベルマーレホームタウンエリアにも拡げていきます。今後の活動にご注目ください!