88 MF ONOSE KOSUKE
MY STORY
仲間と関係性を築けた5年間
昨年まで5年間所属したガンバ大阪では、センターバック以外いろんなポジションでプレーしました。おかげで自分の幅が広がったと思うし、ガンバというブランドが僕の名前を全国区にしてくれたと思います。なにより、サッカー選手としてはもちろん、これからも長く付き合っていくんだろうなと思える関係性を仲間と築けた5年間でした。
ただ、2019年に7点取ってから、その後の3年間は個人として良い成績を残すことができなかった。あのシーズンの活躍を知っているファン・サポーターの方は物足りなさを感じていたと思います。去年も、夏までは個人的にできている部分もありましたが、夏以降盲腸になったり、なかなかコンディションが整わなくて苦しみました。その悔しさも含めて、湘南で心機一転、結果を残せたらと思っています。
(山口)智さんにはガンバ時代にもコーチとしてお世話になりました。2018年途中に加入した際、しばらく点を取れなくてずっといじられていましたけど、ゴールを決めたときはすごく喜んでくれましたし、こうしたらいいよとか、ここがよくないとか、僕に限らず、また年齢に関係なく、智さんは選手みんなにはっきり言ってくれるので信頼できる。
今回の移籍に際しては、「力を貸してほしい」「まだまだおまえはできるし、もっと成長させる自信はある」と話してくれました。僕自身もっと成長できるように前向きに取り組んでいきたいと思っています。
MY ASPIRATION 2023
攻撃でプラスアルファを
チームの印象は、みんなタフで真面目ですね。練習前の準備からきちんとやるし、タフだなと思っています。僕はもともと運動量があるほうだと思っていますけど、このチームではそんなに目立たなくなるのかなと思いました。
5位以内という目標は、ほんとに頑張らないと行けないところだし、かといって不可能ではない。いきなり優勝などと言わず、地に足ついているクラブだと感じます。
そのなかで自分は攻撃の部分で力を発揮したい。チームとして大事にしている守備のコンセプトをしっかりやりながら、攻撃でプラスアルファをもたらして、チームとともに個人も目立つことができたら良いシーズンになるはず。キャリアハイの成績を残して、智さんに「呼んでくれてありがとう」って頭ポンポンしたいです(笑)。僕自身これまでの7得点を超える8ゴールを目標にしていますし、そういったところだけでなく、攻守において貢献し、つねに試合に出てチームとしての目標を達成したい。
智さんには、「(足を)振りなさい」とよく言われます。相手を抜き切ってからシュートを打つのが僕の悪い癖で、「少しでもコースが空いたら振りなさい、おまえはできるんだから」とガンバ時代から言われていた。久々にそれを聞けて、いちばん点を取ったシーズンの感覚は戻ってきているのかなと思います。やっぱり自信って大事なので、失敗を恐れずにやれているのがいいのかなと思う。僕は攻撃に絡んでいるときに生きている感じがするので、自分に必要とされていることをしっかり理解して、いいパフォーマンスができるように準備していきたいですね。