ONLY ONE STORY

31 GK TACHIKAWA KOTARO

MY STORY

葛藤の1年

個人的に去年は苦しいシーズンでした。出場のところもそうですし、普段のトレーニングに関しても積み上げがうまくいかなかった。そのときは自分なりにいろいろ考えてやったつもりだし、成長もしているとは思うんですけど、振り返ってみると、もっとよくできたんじゃないかとか、もっとこうすることができたなと思う場面が多々あったシーズンでした。

湘南に来て2年目で、あまり試合に出られていない焦りもありました。「もっとやらな」という想いがある一方で、気持ちが沈んでしまうこともあった。そういう葛藤がすごくあった1年だったかなと思います。ただ、練習が終わったあとに、「あ、今日はあかんかったな」と思い返したり、練習中に自分で修正したりすることは途中からできるようになりました。

ルヴァンカップのアウェイ磐田戦では、トミさん(富居大樹)が試合中に負傷し、急きょ途中出場しました。日頃から自分が試合に出るつもりで練習していますし、サブに入ってもああいう場面がいつ来てもいいように自分のなかでつねに心構えをしているので、慌てることはありませんでした。吹っ切れて「やるしかない」と思うから、ああいう試合ほど燃える感覚も正直ありますね。

MY ASPIRATION 2023

サッカーを楽しむ

僕はプレーしながら気持ちが乗っていくタイプなので、浮き沈みがあるところはずっと自分のウィーク。試合に出られない期間が長く続くなかで、浮き沈みをどう抑えるか、気持ちのコントロールが課題です。去年はシーズン中盤の頃にあまりよくない状態でしたが、良いふうに自分のなかで変換するよう意識して、中盤から終盤にかけては自分のなかで整理しながらいい具合に持っていけるようになりました。

今年も試合に出てチームの勝ちに繋げることを第一に持ちながら、メンバーに選ばれなかったとしても一喜一憂せずに、高いモチベーションのままシーズン終了までしっかり準備していきたいと思っています。自分のウィークのところも年々制御できるようになってきているし、GKの技術のところも、トミさんだったり(馬渡)洋樹くんだったり、今年(ソン)ボムグンも加わって、僕にないものを持っている選手がたくさんいるので、盗めるものは盗みたい。

自分のモチベーションや気持ち次第で絶対もっと成長できるので、向上心を持っていきたいですね。前向きにサッカーを楽しみます。