13 MF HIRAOKA TAIYO
MY STORY
濃い日々の中で
プロ2年目のシーズンとなった昨年は、僕にとっては山あり谷ありのシーズンでした。
開幕戦にスタメンで出場できましたが、自分に実力が備わっていなくて、振り返ってみるとごまかしてプレーしているようなところがあった。J1はレベルが高いのでごまかしは通用しなかったしケガもしてしまった。
ただ、ケガをしてうまくいかなくなったというよりうまくいかない中でケガをしてしまったので、絶対にケガを言い訳にしてはいけないと思っています。
夏に自分のよさって何だろうと立ち返る時がありました。一番は球際とかファーストプレスの部分。そのあたりは夏くらいから自信を持てるようになってきて、その強みを前面に押し出していこうと意識してからは比較的よくなっていったかなと思いますし、最後の5試合でスタメン出場できたことにも繋がったと思います。
最初は苦しかったですし、最後も納得できるまではいかず最低限に留まってしまった。もっともっと自分のやれることを増やしていかなければいけないと思っています。
振り返ると、プロになってからの2年はあっという間でした。あっという間ですけど、本当にいろいろなことを経験して濃い日々を送れているなと感じます。
今年3年目と考えれば、もっと選手としてやれること増やしていかなければいけないし、もう若くもない。もっと頼もしい存在にならなければいけないと思っています。
MY ASPIRATION 2023
自分の良さ忘れず進化を
自分の特徴である、勢いや思い切りのよさというところは絶対になくしてはけないところだと思っています。ただやっぱり得点に絡むところや安定感の部分、そしてボールを持った時に相手に与える怖さといったところは、上を目指していくには絶対に必要だと思っています。
今のままではダメだということは明確に分かっているので、そういうところにチャレンジしたい。
ただ、去年のキャンプでうまくやらなければと意識しすぎて、うまぶったプレーをして躓いたので、今年は本当に自分の良さを絶対に忘れてはいけないのは芯にありつつ、技術のところを伸ばしていきたいと思っています。
まだまだ下手で、できないから自分に腹が立ったりもするんですけど、僕なりにコツコツ、先輩にも聞きながらやっていくことが必要。まだまだだからこそ、ひとつひとつのプレーに気を抜いてはいけないし、気が抜けそうになったら自分を律していかなければいけないと思っています。
教えてくれる先輩が多くて、最近ホンマにすごいなと思うのは阿部くんです。本当に何もかも見えすぎです。技術も高いしとにかく視野が広くて、ピッチの上で僕らにいろいろなことを教えてくれる、みんなの師匠。
阿部くんのように、サッカー脳を鍛えたいし、技術が高くなれば余裕が生まれて周りも見れるようになる。総合的に上げていきたいです。
ポジション争いは激しいですが、プロなのでそれはどこのチームでも同じことだと思う。新しい選手も入ってきて、以前からいた選手の実力も含め試合にコンスタントに出るのは簡単なことではない。でもそこを乗り越えていかなければいけないと強く思っています。
この2年、シーズン通して活躍できてないので、まずは一年間戦い続けること。自分の良さを出しながら新たな境地を目指したい。ゴールに絡むことやボールを持った時の怖さを出せるようになっていく。新しいことにチャレンジして少しでもチームの役に立てたと思える一年にしたいです。