8 DF OHNO KAZUNARI
MY STORY
その一戦に懸ける想い
昨シーズンの序盤はチームとして結果を出すことができず我慢の時期もありましたが、やり続けたことによってだんだんと形になっていきました。
結果が出ない時期が続くと、このままでいいのかと感じてしまうものだけど、智さん(山口監督)が一切ブレなかったし、粘り強くやり続けるしかないと思っていました。
時間はかかりましたが、だんだんと結果で示せるようになって、自信を深めていったことが明確に出たシーズンだったと思います。
ただやはり、決めるところで決める、守るところで守るという部分はまだまだ欠けていたと思います。
決めるところで決めるチームはもっと上の順位にいっているし、勝負のところで失点していたから目標には遠い順位になってしまった。
ひとつひとつは小さな差かもしれないけど、その小さな差が大きいということを実感しました。
僕自身は正直もっと試合に出たかった。そしてもっとやれたと思う。それは毎年思うことです。
自分は、他の選手よりも後がないと思ってやっているし、チャンスってそんなに多いものではないと思っているので、チャンスが来た時はその一戦に懸ける想いは強く抱いています。
湘南在籍も、一度目と新潟からまた戻ってきてからを合わせると8年目になります。
最初は期限付き移籍だったし、まさかこんなに長く湘南でプレーすることになるとは全く予想していませんでした。人生何が起こるか分からないなと本当につくづく思います。
紆余曲折、いいことも苦しいこともたくさん経験させてもらいました。
MY ASPIRATION 2023
芯を持ちながら進化を
初代・湘南スタイラーとしては、チームは確実に変わってきているなと感じます。
前はがむしゃらに走って戦って…という感じだったけど、走り方も変わってきたし大人になったというかレベルアップした湘南スタイルになっている。
自分たちが培ってきた良さを失わずにレベルアップするというのは、すごく難しいところだけど、それを試行錯誤しながらもうまく乗り越えてきていると思います。
大事な部分は捨てていないし、湘南の良さは絶対に続けていかなければいけない。そこは自分は長くやってきている中で一番にあります。
でも、それだけではダメだということも分かっているので、新しい湘南スタイルに取り組んでいる。だからこそ、毎日刺激があります。
根っこの部分はしっかり持ちながら、自分もその進化についていかなければいけないと思っています。
昨年、いい感じで終わったシーズンだったけど、現状維持ではダメだと思う。もっとレベルアップするためには、やはり日々のトレーニングしかない。みんなでしっかり競争していきたい。
毎年変わらない目標だけど、試合に出て勝ちたい、本当にそこに尽きます。そのために自分に足りないところをしっかり分かって、もっとレベルアップしなければいけない。毎年、毎日、常にその繰り返しだと思っています。