1 GK SONG BUMKEUN
MY STORY
自分にとって最高の環境
大学を卒業し、2018年に全北現代に加入して、2022年まで5年間プレーしました。その間、リーグ優勝4回、FAカップ優勝2回、またACLも経験しました。プロ1,2年目は経験が浅かったですし、技術面でも劣る部分があったんですけど、試合に出れば出るほど自分の向上に繋がったと思います。
なかでも、いちばん向上したのはメンタルの部分ではないかと思います。GKはひとつのミスが失点に繋がりますし、そうなったときにどうすべきか、経験を通して感じました。また臨機応変にプレーする対応力や先読みする力も、試合を重ねることで身に付きました。
自分は背が大きいですし、手足も長いので、フィジカルはひとつの武器だと思っています。ビルドアップを含め、落ち着いたプレーも自分の長所だと思いますし、戦術理解度も優れているほうだと思う。コーチングの能力も自分の優れたポイントだと思うので、味方に日本語で指示できるように頑張ります。
チームの雰囲気は楽しいですね。いいチームだなと感じますし、自分にとって最高の環境のなかで練習できています。選手たちは皆ひたむきに練習に励んでいるので、この雰囲気を保って開幕に臨めたらと思います。
MY ASPIRATION 2023
運命的なもの
GKとして、自分は現代サッカーに合ったプレイヤーをイメージしています。ビルドアップの部分を意識し、またセンターバックやサイドバックの役割も担う活動量の多いGKを目指している。お手本にしているのは、リバプールでプレーしているブラジル代表GKアリソンです。ゲームを読む力や瞬発力、個人の技術もすべて含めて憧れの存在です。
昨年のカタールワールドカップでは韓国代表に選ばれましたが、その舞台には立てませんでした。全北現代で5年間プレーして、井の中の蛙という気持ちもあり、外に出て違う経験をしたかった。そう思っていたタイミングで湘南からオファーをいただいたので、運命的なものを感じました。
Jリーグでプレーするのは初めてですが、たくさんのサポーターの皆さんがスタジアムに集まり、熱い雰囲気をつくってくれるという印象が強いです。日本で活躍する韓国人選手からもそういう話を聞いています。また、韓国では失点すると応援が止まってしまうんですけど、Jリーグは失点してもサポーターが応援を続けてくれる。それも印象深いですね。
個人的な目標は、失点を少なくすることです。自分ひとりでは守れないので、チームメイトと協力し、いい関係を築いて、それがチームの成績に繋がっていけばいいと思います。Jリーグの雰囲気はまだ味わえていないので分からないですが、分からないからこそ楽しみがある。印象的で未来に繋がるシーズンにしたいですね。