馬入日記
【馬入日記:4月20日】再開まであと3日!石神選手の決意
Jリーグの再開まであと3日となりました。明後日の練習後には札幌に向けて出発です。
「練習試合も、それから練習の中でもいろいろなことをやってきたので、開幕の時よりサッカーはよくなっていると思います。もちろんあのまま試合が続いていてもコンビネーションは深まったとは思うけど、練習でチャレンジして練習試合の場で試して…という繰り返しができたことはよかったと思う。特に攻撃の共通意識という面ではステップアップしたと思います」と石神選手。
震災後に1週間ほどのオフを挟み、その後再び始動の時のようなフィジカル中心のトレーニングを行いました。
「もう一度練習がきつくなって、その意図的な厳しい練習の鍛え直しで一時期、かなり疲れはあったけど、今は練習量が落ちてきて、再開日に合わせて今のコンディションはいい状態だと思います」
攻守それぞれの状態を聞くと…
「守備に関しては、DF陣がということではなくみんな守備の意識は高いし、いい方向に繋がっていると思います。攻撃については、最初の頃はメンバーそれぞれがこれまでやってきたサッカーがあってそのイメージを合わせるのが難しく個の力でやっていたという場面も多かったと思う。でも今は練習の積み重ねでみんなのイメージを合わせることができている。攻撃のバリエーションも増えていると思います」ということ。
長い中断期間を経て、再開後はかなりタイトなスケジュールとなります。
「でも、どこのチームも同じ条件になるわけだし、一度、年間51試合とかも経験しているので、コンディションについては心配していません。タイトなスケジュールで戦う経験のない選手もいるかもしれないけど、みんなで伝えていけばいいと思う」と頼もしい言葉。
「いろいろな状況はあるけれど、90分の中でのゲームの運び方や時間の使い方、いま何をしなきゃいけないかということを考えて、声を掛け合ってみんなでやっていきたい。再スタート、きっちり決めたいですね」とリスタートに向けて強い気持ちを。
石神選手の地元である茨城も被災し、心配もしていたことでしょう。
「今回の震災でサッカー界の団結を感じたし、自分自身も力になりたいと思う。復興に向けての支援活動をしっかりやった上で、今度はサッカーの面で何かを感じてもらえるようなプレーを見せられればと思っています」
間もなく、再開。
想いをのせて、ピッチを駆け抜けます。
さて、湘南ベルマーレのホームゲームで人気のフードパークの店舗が、被災地に出張し食事を無償でご提供している「復興支援出張フードパー ク」が継続して実施されています。
第4回が4月18日(月)に、第5回が4月19日(火)に開催されました。
4月18日は福島県いわき市の豊間地区に”ピザ畑PADRE”さんがお伺いしました。
そして19日は同じく福島県いわき市豊間地区のほか、勿来(なこそ)地区の勿来ボランティア運営本部、勿来第二中学校に”湘南GANKO肉巻き 屋”さんがお伺いしました。
レポートがアップされていますのでぜひご覧ください!
http://www.bellmare.co.jp/?p=29878
そして、クラブに嬉しいお便りが。
先週土曜日に福島ユナイテッドFCと共同で行ったサッカー教室に参加してくれた、かわいい姉妹から郵便でお礼のお手紙をいただきました。
とても嬉しく、スタッフ皆で感激しながら読みました。
復興のためには継続支援が必要です。
日々変化する状況の中で、その時々に必要なことを考え、今後も様々な形で継続支援を行っていきたいと思います。