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「第4回、第5回復興支援出張フードパーク」活動報告

ホームゲームで大人気のフードパークの店舗が、被災地にお伺いして食事を無償でご提供させていただく「復興支援出張フードパーク」の第4回が4月18日(月)、第5回が4月19日(火)に開催されました。

4月18日(月)は福島県いわき市の豊間地区に”ピザ畑PADRE”さんがお伺いしました。

全600世帯のうち約500世帯が津波によって被害に遭われた豊間地区では、住民の方が自主的にプレハブの連絡所を設置されたそうです。

今回はその連絡所の駐車場で出張フードパークを開催させていただきました。

この連絡所は一見きれいに整地されているように見えますが、津波によってもともと畑だった場所に砂が堆積してしまったそうです。

皆さんはこの連絡所で安否情報の確認やがれきの中から見つかった思い出の品を整理していました。出張フードパークを実施している間も自衛隊の方が、何度も写真等を届けに来ていました。

途中”ピザ畑PADRE”さんのキッチンカーのタイヤがバーストするといったアクシデントがあり1時間半遅れて到着。到着した時には、既に大勢の人にお越しいただいておりました。

ピザ畑PADREさんのあつあつの釜焼きピザ130食を皆さんに召し上がっていただくことができました。

続いて4月19日(火)は同じく福島県いわき市豊間地区のほか、勿来(なこそ)地区の勿来ボランティア運営本部、勿来第二中学校に”湘南GANKO肉巻き屋”さんがお伺いしました。

当日は朝からあいにくの大雨で自宅や避難所で待機している方が多かったようですが、炊き出しが始まると少しですが人の出入りも増え、寒い中、出来たてアツアツの肉巻きおにぎりは大好評!

前日もお伺いした豊間地区の相談所では自治会の方々が中心となり、200個の肉巻きおにぎりを各家庭に配布していただきました。

偶然にも湘南GANKO肉巻き屋の友田さんは、以前から年に数回サーフィンで豊間ビーチに訪れており、変わり果てた地域を目の当たりにして、お世話になった地域の為にと炊き出しに懸ける想いも人一倍でした。

続いてお伺いしたのは、勿来ボランティア運営本部。

雨天のためいつもより活動人数が少なかったのですが、約30名の方に肉巻きおにぎりを提供させていただきました。

「がんばっぺ!なこそ」を合言葉にとにかく皆さん元気。

ボランティアスタッフ中には平塚市黒部丘から参加されている方も!なんと平塚競技場ゴール裏での観戦経験もあるそうです。

他にも他チームサポーターの方もいらっしゃり、最後は皆さんからべルマーレコールをしていただき、逆にパワーをいただきました! 

最後にお邪魔したのは、勿来第二中学校。勿来地区の避難所の一つで今も約50名の方が避難所生活をしています。

いわき市でも順次仮設住宅等への移行を進めていますが、今なお市内だけでも40か所以上で避難所があるそうです。

復興作業に時間はかかりますが、着実に前に進んでいます。

日々変化する状況の中で、その状況に合わせて今後も様々な形で継続して支援を行っていきます。