馬入日記
【馬入日記:10月29日】ホーム最終戦 鳥栖戦!瀬川祐輔選手インタビュー
今日10月29日(土)は2022シーズンのホーム最終戦、サガン鳥栖戦が行われます。(15:00キックオフ)
通常のシーズンよりも1ヵ月も早い時期のリーグ終盤。残された2試合を大切に戦います。
前節のヴィッセル神戸戦から2週間半ほど間が空きましたが、チームは日々のトレーニングを変わらずコツコツと、時に刺激的に行ってきました。
瀬川祐輔選手に話を聞きました。インターバル期間のチームのことを聞かれると…
「チームの状態や雰囲気はいいと思います。これまでシーズンを通して雰囲気の悪い日はなかったので、いつも通り楽しく、強度高くやれています」と。
取り組んできたことは。
「チームとしては鳥栖戦に向けてやっている部分もありますけど、基本的には積み上げてきたものの整理とそれを本番で出すための準備をしています。個人的にはここ2試合、スタメンで出られていないので、そういう悔しさも含めてアピールしつつ、ラストパス、ゴールに繋がるパスを出せるように取り組んでいます」
鳥栖との前回対戦は第2節、2月26日まで遡ります。結果は1-1の引き分け、先制され後半町野選手のゴールで追いつく展開。前半は鳥栖が、後半は湘南が主導権を握る戦いとなりました。
「相手がどういうサッカーをしてきても、自分たちのハメ方、守備の強度や出し方は通用すると思っています。そういうビジョンがあるので、それを迷いなくみんなが出すことが大切。よくなかった試合で言えば札幌戦のような戦いをしてしまうと、人もボールも動く鳥栖さんに対して後手を踏んでしまう。早い判断で、多少距離があっても強度を出してプレッシャーにいけるのが自分たちの良さ。それができたのが2月の対戦での後半だったと思います。キャンプから1年間ずっとやることは変わっていないので、どれだけそれを100%以上出せるか、そういう準備ができるかだと思います」
連動した守備に手応えがあります。
「絶対ハメにいかなければいけないシーンで必要なのが早い判断と強度。そこは試合前も試合中も口酸っぱく言う必要がありますし、毎試合そこの強度を一番求められているのが、ウィングバックやサイドボランチの選手なので、その強度に対しての周りと最終ラインの反応が大事になってくる。そこは試合の肝になってくるのかなと思います」
ゴールへの強い思いはもちろんのこと、ゴールに繋がるパスも強く意識している様子。
「もともとパスが得意なわけじゃないし今もそうですけど、パススピードには自信があるほうです。何年もサッカーをやっているからある程度の技術はあるので、今はどこに出すかをどれだけ早く判断できるかを意識しています。迷って迷って出すとずれちゃうので、ここに出すということをどれだけ早く判断して動作に移行できるかは大事にしているところ。ゴールに直結するスペースで受けた時のラストパスはパスの精度というよりも、どこに出すかの判断がまだ遅い。自分がちゃんと判断できてそれが動作に繋がっていればちゃんと出せると思うので、どれだけ準備して判断できるかが鍵だと思う。ターンの時も同じで、ターンする前から選択肢をいくつか持ったうえでボールをもらう準備をしたいと思っていて、この2週間もアドバイスをもらいながらやっています。シーズンも終わりですけど、課題に取り組んで意識し続けて、1日でも早く克服したいと思っています」
チームは現在13位。但し14位以下との勝点差はわずかです。
「僕は大宮と柏で残留争いを経験しましたが、やってることに迷いがあると試合運びが悪くなっていくことを感じました。でもいま湘南はベースとうか、これをやらなければ勝てないというものが明確にあるので、そこは僕としては心配していません。降格してしまった時は、軸がなかったというか、みんなが思い描いているものがひとつになっていなかったイメージがある。そういった意味では、やらなければいけないことが明確になっている湘南は、いま残留争いをしていますけど、本当に崖っぷちだなとか怖いなという気持ちはない。そこは自分でも常に気をつけていて、もし緩くなるようなことがあれば、プレーでしっかり表現したいと思ってやっています」
同じ話を、以前山田選手もしていたことがありました。
「やーまん(山田選手)が言ってるのは戦う姿勢とか切り替え、運動量とかサッカーに必要な基本的な部分で湘南には芯があるということなのかなと思います。それに付随して、智さん(山口監督)が積み上げてきたものがベースになっていて、各ポジションにおける役割、サッカー選手としての試合中の考え方とか、そういうものが軸としてあると思っています。試合中に何をやらなければいけないかが分からないと、どんどん負の連鎖が起きてしまうし、ボールを持っても、なんとなく攻撃してなんとなく守備して失点して…みたいなことが、降格をした時にはありました。そこに関して言うと、湘南は軸があって、うまくいかなかった時も解決策があって、立ち返れる場所がある。だから毎試合、勝てる自信をもって試合に臨めているんだと思います」
今日、レモンガススタジアム平塚で15:00キックオフ、ホーム最終戦です。
積み重ねてきたものを信じ、恐れることなく挑んでいきます。
今シーズン、最初で最後のホームでの声出し応援。共に戦い、勝利しましょう!!!