馬入日記
【馬入日記:8月13日】切磋琢磨しチームを良い方向に。米本拓司選手インタビュー
今日は19:00より日産スタジアムで横浜F・マリノスとの対戦です。
(台風の状況が心配ですが、ご移動はどうかお気をつけて。開催可否などはマリノスさんから発表がありましたら逐一お知らせします)
現在、優勝争いを演じながら首位を走るマリノス。当然ながら強敵ですが、決して引くことなくチャレンジャー精神で思い切りぶつかっていきたいところ。
今日は米本拓司選手に話を聞きました。
前節はホームに札幌を迎え、1-5で敗戦。6試合負けなしできていましたが、前々節の磐田、そして札幌と連敗を喫してしまいました。
今週は「もう一度自分たちらしいサッカーをしようと、週の立ち上げからやりましたし、みんなの意思統一を心がけて練習に取り組んできました」と米本選手。
札幌戦、特に前半は難しい戦いに。
「行く、行かないの判断の部分もよくなかったですし、行くにしてももっと行かなければいけなかったし、行かないにしてももっとコンパクトにして後ろに引き込んでカウンターを狙うなどすべきだった。本当に中途半端になってどっちつかずという状態になってしまった。1点目を取られて修正しようとした時に2点目を取られてしまって、修正し切れないところで失点を重ねたのでどんどん悪い方向にいってしまったかなと思います」
自分たちの持っている力を出し切れなかったという部分が最も悔やまれるところ。
普段から選手同士でも練習の合間や練習後によく会話をし理解を深めていますが、今週のトレーニングではよりそこを意識した印象です。
「この敗戦で、逆にチームがいい方向に向かえるようにしたい。今週いい練習をやっているので、マリノスとの試合でその方向に向かっているんだということを示せたらいいなと思います。ネガティブにならずに、札幌戦はある意味一度忘れて、自分たちは残りの10試合で何ができるのかということを考えながらやることが大事かなと思います。これが残り3試合とかでなってしまったらきついと思うので、残りの10試合はこういうことがないように、みんなでまとまってやっていけたらと思います」
対戦するマリノスの印象は。
「抜け目のなさというか、点を取るべきところでしっかり点を取ってくる力があります。特殊な回し方をする中でも本当にワンチャンスをものにしてくる決定力、攻撃力のあるチームだと思うので、そういうところは本当に首位にふさわしいチームだなと思っています」
そして、常に周囲をよく見ている米本選手にチームメイトのことを聞いてみました。
名古屋でも共に戦った阿部選手については。
「阿部くんはやっぱり試合の流れを読む能力があるし、ゴール前でボールを持った時は両足でシュートを打てるので、できるだけゴール前で勝負させてあげたいと思っています。阿部くん自身もみんなと話し合ってすぐにチームに馴染んだと思うので、残り10試合、もっともっといい方向に向くんじゃないかと思います」と。
そしてアンカーとしてのポジションを争うライバルでもある田中聡選手については。
「刺激をし合うこともありますし、聡にあって自分にないものもありますし、自分にあって聡にないものもあると思います。自分がアドバイスをすることもありますし、僕も聡を見習わないといけないこともたくさんあると思うので、声を掛け合ったりよく話し合っていますね。ここはどうしてるのかとか聞いたりもしていて、いい関係でできていると思います。聡はのちのち、本当に日本代表になる男だと思うので、僕を使ってより成長してもらえたら嬉しいと思いますし、本当に代表になれる逸材だと思うので、切磋琢磨して頑張れたらと思います」
ちょうど今日二十歳になった田中選手。
田中選手自身も「ヨネくんから学ぶことは多い」と話しています。
チームの中のよい競争が、個々のそしてチームとしてのレベルアップに繋がっていくことは間違いありません。