馬入日記

【馬入日記:4月6日】阿部選手インタビュー「充実の日々」

4月23日の再開まであと約3週間です。再開に向け、練習試合も多く予定されています。
明日は馬入で筑波大学と、10日(日)も馬入でザスパ草津と、13日(水)は平塚競技場でベガルタ仙台と対戦します。(すべて13:00キックオフ予定)

さて、今日は練習後に阿部選手に話を聞きました。
茨城に家族や親戚、大学時代の仲間が多く住んでいる阿部選手にとって今回の震災は本当に大きな出来事でした。

「震災直後は本当に心配で気持ち的には落ちてしまっていた」ということ。
震災後、チームは1週間ほど練習がオフになりました。
しかし、阿部選手はその間もグラウンドに来ていました。

「1週間の休みになった時に、誠一さん(齋藤GKコーチ)が練習をやってくれたんです。自分にはどういうところが足りないのか、課題と向き合ってトレーニングができた」と阿部選手。
心配が募り心に痛みを感じる日々。「帰ってこなくていいよ」という言葉に、締めつけられるような想いで、しかしサッカーと向き合った毎日でした。

そしてそんな中、同じ流通経済大でプレーした仲間であるベルマーレフットサルクラブの山中秀太選手が主催するチャリティーイベントに参加。
その時に「まずは自分がしっかりとし、そして笑顔でいなければいけないんだ」と感じたそうです。
「自分は助かった身。何をするにも、たとえば募金活動やイベントに参加する時も、まず自分が元気を出して声を出して笑顔でいることが役割だと思えた」ということ。

そして、とことん課題と向き合った齋藤コーチとのトレーニングを通し「その時に意識づけできたことを、いまは全体練習でより意識しながら練習をしているところです」と阿部選手。
「本当に細かい部分です。たとえば、ポジショニングのつめ方でも一歩横に動くのか、半歩前に動くのか、それだけでも全然違うんです。細かい手の出し方とか、誠一さんに言われなければ分からないところもたくさんあった。そういう話ができたのもすごく貴重だったと思います」
なんとも奥深いGKの世界。
「でもそこがGKの魅力だと思う。だから、何気なく止めている1本にはすごくたくさんの裏付けがあるし、何回も何回も繰り返したからこそ止められるというものだと思う」と。

貪欲に吸収しようとする姿勢、それは自分自身へ「期待」に繋がっているようです。
「今年、チームにきたばかりの時に“自分で自分に期待してます”って言ったと思うんですけど、いまはその期待がさらに高まっている感じです。もちろんまだまだなんだけど」と。
阿部選手、充実の表情で語っていました。

さて、こちらは…

4月から新年度ということで、ベルマーレサッカースクールで配布されている「スクールニュース」がリニューアルされることとなりました。

リニューアル第1号では、アジエル選手のミニインタビューが掲載されます。
さらに、スクール生限定でアジエル選手のサイン入りスパイクがプレゼントされる企画も!
スクール生の皆さんは、ぜひ新しいスクールニュースをチェックしてくださいね。

そして現在、2011年度のスクール生を募集中です。
幼児~中学生までを対象に湘南全域で開催しています。

経験豊富なコーチ陣がスポーツを通した豊かな人間形成、体を動かす事の楽しさ、サッカーの技術や戦術など多くの子どもたちに伝えることを目指し活動を続けています。
なお、2011年度より中学3年生もご入会いただけるようになりました。

※詳しくは下記ページをご覧ください!
http://www.bellmare.co.jp/?p=28415  ←サッカースクールのリンク