馬入日記

【馬入日記:6月3日】天皇杯でプロデビュー!鈴木淳之介選手インタビュー

連戦が続く中、今週水曜日に行われました天皇杯2回戦 ヴェルフェ矢板戦は3-0で勝利を掴みました。
前半32分に瀬川選手がゴールを決め、後半には60分に永木選手が、82分に鈴木章斗選手が決めて3得点。しっかりゼロに抑え危なげなく快勝となりました。

これまでリーグ戦やルヴァンカップへの出場が少なかったメンバーも多く出場しましたが、それぞれが日々の練習で積み重ねていることを表現しました。

この試合でプロデビューを果たし、且つフル出場したのは、鈴木淳之介選手と石井大生選手の二人。

試合後、二人のことを聞かれた山口監督は「緊張もしていたみたいですけど、こうして一歩目を踏み出して、なおかつ勝利に貢献してくれた。しっかりとしたプレーをしてくれたので頼もしく思います」と振り返りました。
今日は鈴木選手に話を聞きました。

「試合前は緊張した部分もあったんですけど、試合が始まればいい緊張感に変わって、いつも通り楽しくサッカーができたかなと思います。練習試合と違って、非常にピリッとしている空気があったし、たくさんのサポーターの皆さんも見てくれている中だったので、ピッチに立って勝利できて、嬉しいデビュー戦になりました」

自身のプレーについては。

「普段の練習試合やエリートリーグと比べたら強度がそこまで高くなかったというのもありましたし、日頃からやってることを出すことができたので、そういう部分も大きかったかなと思います。ただ、自分のところから縦パスでいいボールを配給しようということを意識していたんですけど、そこはあまり出せなかったので満足はしていないです」

担ったポジションはアンカーでしたが…

「ボランチの3枚ならどこでもできますがアンカーはやりやすいです。後ろと前のつなぎ役だと思っているので、いいポジションを取って、前にも後ろにもいいサポートをするのが大事だと思っています。天皇杯ではもっと後ろからボールをもらえればよかったかなと思います」と。

共にプレーした経験豊富な選手たちは若手選手への気遣いを忘れず、ロッカーやピッチの上で声を掛け続けていたのも印象的でした。

「引っ張っていってくれるし、何よりプレーで見せてくれる。自分の足りないところを体現してくれるので、そういうところは非常に大きいです」と鈴木選手。

プロ入りして約半年。日々の練習の中で成長を感じることとは。

「ひとつひとつのパスの部分で、そういう細かいことは高校時代はあまり意識せずにやっていたので、プロ入りしてからはそういうところが一番伸びたかなと思います。ただ、天皇杯を戦って通用する部分とまだまだ足りない部分がはっきりしたので、もう一度いちから練習で取り組んでいきたいと思っています」

公式戦のピッチに立ったからこそ感じられたこととは。

「課題はやはりポジショニングの部分。もっと相手に捕まらないポジションで動ければよかったと思います。連携については、やっている身からするとあまり距離感はよくなかったと思っています。守備でも攻撃でも単調になってしまって、後半はそれなりによかったと思うので、試合の中で改善できたことはよかったと思います。あとはポジショニングもそうですけど、もっと走れるようになって、もっと強度の高い動きができるように頑張りたいと思います」

1試合を通じて多くのことを感じられた様子の鈴木選手。

「近頃の試合は勝ち越せていると思うので、大会は違いますけど、天皇杯で勝てたこともいい流れにして、またチーム一丸で勝てればと思います」

誰にとってもポジション争いは熾烈なものとなっていますが、今後ますますの成長に期待しましょう!