2011.03.18
【馬入日記:3月18日】雄三が献血へ。自分にできることのひとつ
東日本大震災で犠牲となられた全ての皆様へ、心よりお見舞いを申し上げます。
そして、いま本当にたくさんの方が日々ニュースを見ては心を痛めていることと思います。
「自分にできることはないだろうか」と自問している方も多いことと思います。
節電や買いだめをしないことなど、小さなことでもできることは必ずあります。
そんな中、日頃から湘南ベルマーレと赤十字血液センターはタッグを組みお互いに協力し合って活動しています。
今日は田村雄三が藤沢の献血ルーム(クロスウェーブ湘南)へ行き、献血を行い
ましたのでレポートをお届けします。
その前に、ひとつ重要なことを。
血液には使用できる期限があります。さらに、一人の人が献血を行うには期間を空けなければなりません。例えば400ml献血を行った場合、次の献 血を行うまで男性であれば12週間以上、女性であれば16週間以上(どちらも全血献血)の期間を空けなければなりません。
そのため、同じ時期に多くの方が献血を行うと、逆に血液が不足するという事態になるのです。
献血は一過性ではなく継続的な協力が必要となりますので、まずそのことをご理解下さい。
さてさて、こちらが藤沢の献血ルームです。
藤沢駅南口より徒歩2分ほど。ビルの2階にありますが、このけんけつちゃんとキングベルのコラボ看板が立っていますのですぐ分かります。
藤沢の献血ルーム自体は20周年ですが、2009年9月に新規オープンしたため、ルームはとても新しくてきれい。
エレベーターを降りると受付で明るく声をかけて下さいます。
そして、ルームの中はこんな風にユニフォームやパネルなどベルマーレのグッズがたくさん飾られています。
まず、受付で簡単なアンケートに答えます。タッチパネルを使って「輸血を受けたことがありますか?」「予防接種を受けましたか?」などの質問に答 えていきます。
その後、もう少し詳しいことを係の方に質問されます。
献血ルームにはお医者さまがいらっしゃるので、その場で問診を受けます。
雄三の場合は、膝の手術をしたこと、そして膝の薬を飲んでいるなどがあったため、お医者さまと相談をしました。
そして、献血の前にまずは血液検査を行います。
検査用に採血をし、献血に協力できるかどうか判断していただきます。
健康な人であっても、睡眠不足や疲労により体調が優れない日は低ヘモグロビン量、低比重になっていて、結果によっては献血ができない場合もあります。
さて、いよいよ献血です。雄三は400mlの全血献血を行いました。
全血の他に、特定の成分のみを採取する成分献血があります。
成分献血は一旦全血を採取し、遠心分離器で得た必要な成分を回収した後、残りの血液を体内に返血する手順を複数回繰り返すため、採血に時間がかかります。(30分~90分ほど)
ちなみに雄三は400mlの全血だったため、10分ほどで終了しました。
こんな風に歯医者さんのようなベッドがルームの中に並んでいます。藤沢のルームには14台も。
そしてベットのひとつひとつにはテレビもついているのです。(しかも、例えば秋葉原のルームにはアニメを流していたり…など細やかな工夫がされて いるそうです!)
あっという間に献血は終了。
終了後は、水分の補給をしっかりとすること、休憩をとること(特に乗り物を運転する場合は30分以上の休憩)を進められました。
この他、当日はスポーツを避けることなどの注意事項があり、詳しいことは配られる冊子に書かれています。
そして、献血をされた方には、アイスクリームや飲料などがいただけます。
さらに、献血記念として記念グッズなども!
試合が再開すれば、「湘南ベルマーレを応援しようキャンペーン」として、公式戦でベルマーレが勝利した場合、翌日にチームユニフォームを着用した けんけつちゃん人形が先着20名様にプレゼントされることになっています。
明るいルーム、親切なスタッフの皆さんと接し、とても元気になる時間でした。
藤沢駅からルームへ向かう道にはこんな風に横断幕が張られていて、分かりやすくなっています。
雄三はこんな風に話していました。
「もしかしたら、痛いとか怖いというイメージを持っている人がいるかもしれないけど、全然そんなことはない。健康で条件を満たす人であれば誰でも 協力できること。自分にできることは何だろうと思っている人には、アクションを起こしてほしいと思います」
最初にお伝えしたように、「継続的に、常に」必要である血液。
多くの人の意識が低くなった時期に献血を行うのも重要です。
お互いを支え合う献血。
ぜひ一度考えてみて下さい。