41 MF NAGAKI RYOTA
MY STORY
常勝軍団で得た学び
6年間プレーした鹿島では、湘南とはまた違った経験やサッカー観を学ぶことができました。
たとえば同じボランチでも求められる役割は違います。湘南のときはガンガン前に行ったり、右に左に行ったり、人を追い越したり、それがチームの特徴だったので、そういうプレーをやっていましたが、鹿島の場合はポジションに人を置いてあまり動かない。最初のうちは少し戸惑いましたけど、やっていくうちに慣れていきました。
(小笠原)満男さんやソガさん(曽ケ端準氏)、中田浩二さんの存在は大きかったですね。
練習から手を抜かないし、誰よりも負けたくない気持ちを全面に出す。鹿島のほとんどのタイトルを経験してきた彼らからは、勝負にこだわる姿勢をはじめ、多くを学びました。
一方で、鹿島では難しい時期もたくさん経験しました。とくに去年はベンチ外も多かった。試合に出られない選手たちの想いを知ると同時に、選手としてこれ以上つらいものはない。
ベルマーレから話をもらったのは、そんな葛藤していたときでした。以前から気にかけてもらっていたこともあり、年末にかけて非常に悩みましたが、自分が必要とされていることをストレートに感じたので、もう一度湘南に戻り、元気な姿を見せてチームに還元したいという気持ちになりました。
MY ASPIRATION 2022
勝てる選手に
チームメイトはみんな真面目で、走れる選手が多いですね。去年から試合に出ている選手が残り、自分を含めてJ1で経験を重ねてきた選手も入ってきて、戦力的にすごくいいのではないかと思っています。
智さんは人としても監督としてもすごく信頼できる方。選手としっかり話してくれるし、オンオフのメリハリがはっきりしている。周りからいい話しか聞いていなかったんですけど、実際チームに入ってみて、ほんとにその通りでした。
チームにもたらしたいもの……いちばんは、「勝てる選手」になりたいですね。自分がいるだけで勝つ確率が上がるような選手になりたい。鹿島にはそういう選手が多かったし、鹿島で得た経験をこのチームに活かしたいと思っています。5位以内という目標に向けてしっかり力になりたいし、このチームでタイトルを取りたいという想いはすごく強いです。
自分の役割やほかの選手への接し方は、以前在籍していた頃とは変わっていると思います。サッカーの面でもこの6年で成長できていると思うので、試合に出ながら周りの選手たちに還元したい。その楽しみはすごく大きいですね。