ONLY ONE STORY

24 DF FUKUSHIMA HAYATO

MY STORY

-心に決めていたこと

大津高校から湘南に加入したのが今から3年前の2019年でした。自信を持ってプロの世界へ入ってきたんですけど、高校選手権でケガをしてリハビリからのスタートということもありましたし、本当になにもできませんでした。練習でも、また試合も何試合か出場させてもらいましたがまったく通用しなかった。
何もできないまま、翌年から福島へ行くことになりました。本当に悔しい想いでいっぱいでしたが、やってやろうという気持ちで福島で再スタートしました。

ただ、入ってすぐの3月に大きなケガをしてしまって、オペもしたので最初の半年はサッカーができない状況でした。焦りもありました。でも、コロナの影響で試合開催自体が少し遅れていたので、復帰して出場機会をもらうことができ、多くの試合経験を積むことができました。

福島で2年目を過ごすことになった昨年は、キャンプからいい感じに積み重ねることができていましたが、またケガをして3カ月くらい休むことになってしまいました。でもその時は、またかというよりは、今できることをやろうという考えに切り替えることができて、いい過ごし方ができたと思います。
監督がトキさん(時崎悠 現・栃木監督)になったこともあり、もともと湘南で指導をされていたのでサッカー面でもやりやすかったですし、トキさんからの声掛けは僕の中で本当にプラスになりました。
どんどんチャレンジしていこうという気持ちが大きくなり、試合の中でも積極的にチャレンジできた。順位もついてきたので少しは自信になりました。

また、副キャプテンやらせてもらっていたので、途中キャプテンがケガをした時期などはキャプテンマークを巻かせてもらっていました。そういった経験も含め、自信を深めることができました。

期限付き移籍で下のカテゴリーへ移籍し、元のチームに戻れないということもあると思いますが、あまりそういったことは考えませんでした。とにかく行った先で全力でプレーしようと思っていたし、試合に出て経験を積まなければいけないとずっと思っていました。
福島に行くことも直輝さん(山田選手)から「カテゴリーを下げてでも試合に出ることは必要だ」と言ってもらって決断したので、とにかく全力で頑張ることと試合に出るということは強く思っていました。
戻ってくることができれば一番ですけど、戻れなかったとしても常に全力でやろうということは心に決めていました。

MY ASPIRATION 2022

-1日も無駄にせず

こうして、今年湘南に戻ってくることができましたが、いざ練習してみるとやっぱり全然違うということは痛感しました。でも、最初はカテゴリーも違うしチームも違うから、合わないことや質の違いはあるけど、粘り強くやり続ければ大丈夫だ、という話をしてもらいました。
早く身体と頭に覚えさせたいという気持ちでやっています。
チームの雰囲気がすごくよくてやりやすいですし、みんな向上心があるので、僕もまだ乗っかってるという感じですけど、もっと自分から発信していけたらいいなと思っています。

自分の特長である、後ろからの縦パスやロングボールは見てほしいですし、ディフェンダーですけど、どんどん前に上がっていくところは見てほしいなと思っています。

まずは、試合に多く絡んでいけることを目標にしています。出られなくても、まずは毎日の練習が大切だということは分かっているので、1日1日無駄にせずに、やっていきたいと思っています。