20 DF MINODA KODAI
MY STORY
-積み重ねていくしかない
青森山田高校から法政大学へ進み、昨年の特別指定を経て、今シーズンからプロとしての歩みがスタートしました。
高卒でプロになれていたとしても、自分のその時の実力ではプロでやっていくことはできなかったと思います。法政大に進んだからこそ今の自分があると思っています。
大学では、1年の時から少しずつ試合に出ることができて、いま鹿島の上田綺世選手やFC東京の紺野和也選手といったすごい先輩たちの中で揉まれながらプレーすることができて成長を実感することができました。もがく時期もありましたけど、プロに近づいた期間だったと思います。
ベルマーレの練習参加に初めて呼んでもらったのは大学2年生の終わりでした。
大学の監督から練習参加の話は他にもあると聞いていたんですけど、クラブの熱意、また湘南スタイルと自分の特徴を考え、肌で感じて、自分はここだなと直感的なところも含めて、湘南で勝負しようと決めました。
特別指定選手になってから、大学とも話し合い、ずっとベルマーレで練習するという選択をさせてもらいました。
覚悟を持って大学から出てきましたし、外に出たからには何かしら結果を残さないといけないという想いがありました。
Jリーグで試合に出たいという一心で日々を過ごしていました。
昨年の最初はケガをしていてリハビリからのスタートで、シーズン終盤くらいにようやくケガの不安なく100%でサッカーができるという感じでした。
そういう中で、どういった選手がプロとして生き残っていけるんだろうということをベテラン選手から聞いたり、自分自身が感じたのは、やっぱり積み重ねしかないんだなということでした。
目の前の結果だけを求めていたら、一瞬は成功できるかもしれないけど長く成功はできないということを強く感じました。
MY ASPIRATION 2022
-戦う姿勢を前面に
プロとしての生活の中で、常に思っていることは「昨日の自分より少しでも成長したい」ということです。
自分と向き合ってしっかりやり続ければ結果はついてくると思うので、まずは自分にベクトルを向けて、昨日の自分より成長するためのことをコツコツやり続ければ積み上がっていくと思っています。
いつ結果が出るかは分からないですけど、自分でチャンスを掴むタイミングがきた時に、それが最大限発揮できるような日々の積み重ねをしていきたいです。
智さん(山口監督)の練習は本当に考えさせられることの連続です。これまで自分の能力だけでプレーして、絶対に負けない、かかってこいみたいなスタイルだったんですけど、智さんと出会ってからサッカー感が180度変わりました。
それは自分の中ですごく良いことで、自分の能力をより活かせるような指導をしてもらっていて、自分の持っているものにプラスアルファでこういう選択肢があるぞ、ということを教えてもらっています。
自分が2、3個しかなかった持ち幅を5個、6個と提示してもらって、その中で選ぶのはお前だぞということを常に言ってもらっています。
智さんのように、代表での経験やJリーグでも何百試合も出場を重ねた選手というのは、能力プラス知能があるんだなと感じますし、特に自分のポジションでは身体以上に頭を使えるようにならないと絶対に生き残れないということを感じています。
厳しいことももちろん言われますし簡単ではないですけど、智さんと出会って毎日めちゃくちゃ学ばせてもらっています。練習が終わったら、もう頭がグラグラするくらい考えてますけど(笑)、少しずつ成長できているということを毎日感じられるので、サッカーが楽しいです。
今シーズン、まずは戦う姿勢というところは、やっぱり見てもらいたいです。
ベルマーレのゴールを守る、それくらいの覚悟を持って戦いたいですし、自分がJリーグデビューした時は、戦うところや諦めないところ、本当にチームを勝たせたいという気持ちを皆さんに感じてとってもらえるようなプレーをしていきたいと思っています。