4 DF TACHI KOKI
MY STORY
-大きな経験
プロ2年目となった昨シーズンは、年齢的にも中堅くらいの立ち位置となり、チームを引っ張らなければいけないと思い、覚悟を持って臨みました。
しかし、浮き沈みがあったというか試合に出られる時もあれば、バックアップメンバーの時もあり、自分にとっても苦しい時期がありました。
そんなに簡単なものではないと自分でも分かっていたので、だからこそチャンスをもらった時には自分の力を出せるように、そういう時こそいつもと変わらず準備をしようということを心掛けていました。練習での取り組む姿勢というものを見てもらっていたのかなと思いますし、敏さん(浮嶋前監督)も智さん(山口監督)も自分を使ってくれたことに感謝しています。
チームとしても、監督交代や残留争い、そしてオリ(オリベイラ選手)のこともあり、本当に激動のシーズンとなりました。
シーズン開幕当初は勝点50を取ろうという目標の中でスタートしましたが最終的には残留という目標にシフトチェンジすることになり、達成できたもののそこは最低限のところだったと思っています。
初めての残留争いの経験でしたが、プレッシャーのある中で、自分のプレーを出すことの難しさを感じました。残り2節の徳島戦では本当にちょっとした隙でやられてしまうんだなと痛感しましたし、終盤になるにつれて張りつめていく中で残留できたこと、そしてこの経験は本当に大きいものだったと思います。
MY ASPIRATION 2022
-引っ張っていく存在に
今シーズンは、チームのメンバーは大きく変わらなかったんですけど若い選手が増えたなという印象と本当に経験があって力のある選手が加入して、その経験の部分がチームに還元されているということをトレーニングの中で感じています。
僕もまだ3年目とはいえ年齢的には25の年で、このチームの中では若いわけではないので、自分も先輩の背中を見て学びつつ、後輩にも自分の2年間の経験を伝えることができればと思っていますし、そこはやっていかなければいけないことだと思っています。
チームとしての目標を5位以内と決めて、智さんも「覚悟のレベルを2段階上げてくれ」という話をしていました。僕たちは信じてついていきますし、本当にその想いで今練習をしています。智さんからの要求もそうですが、選手同士の要求も高くなってきていると感じます。
当然、ポジション争いは激しいですが、僕は常に変わらず準備をしてひたむきにやるというところは継続していきたい。たとえピッチに立てない時があったとしても、変わらぬ準備の部分は貫きたいですし、それが自分らしさだと思っています。
そして、プラスアルファとして引っ張られる立場ではなく、今年は自分が引っ張っていく存在になりたい。それが自分のためにも、チームのためにもなると思っています。