馬入日記

【馬入日記:1月23日】「もっと自分を出していく」石原広教選手インタビュー

鹿児島キャンプ6日目。日々順調にトレーニングができています。
今日は石原広教選手に話を聞きました。まずは鹿児島キャンプでのトレーニングについて。

「練習の強度も集中力も質も、去年に比べたら倍くらい上がってるんじゃないかと思っています。日々の練習によって、去年よりも最後の一歩のところが出ると思うし、一人ひとりがチームのために走れる、カバーし合えるということは、去年ももちろんあったけど、去年よりひとつふたつ上の段階でやれるんじゃないかと練習をやっていて感じます」

選手同士のコミュニケーションも活発で、新加入選手との融合も、ピッチ内外で急速に進んでいる感じです。

「すごくコミュニケーションがとれていると思います。既存の選手が多い分ベースがあるので、そこからの積み上げをして、さらに上にいくチームづくりというのはすごくやりやすいと思います。新しく移籍加入した選手たちも、みんな経験があるのですごくプラスになっているし、新卒の若い選手もめちゃくちゃ多いですけど、みんな成長意欲とか向上心を持ってやっているので、チームにとってもすごくいいプラス材料だなと感じています」

開幕まではすでに1ヵ月を切っています。あっという間に過ぎていく日々ですが、開幕に向けて、これまでのシーズンよりも早いペースでチームづくりが進んでいるように感じます。

「開幕まで時間がないから、智さん(山口監督)もスピードを上げて落とし込まないといけないと思っていると思います。練習試合を1回やって、課題とか修正しなければいけない明確なところはいくつかあるので、そこを突き詰めていきたい。毎年の課題でもあるけど、今年は本当に点を取るっていうところは特に突き詰めてやっていきたい。その部分の練習もしっかりやっています。選手たちは智さんを信じてやることが大切だし、加えて、自分たちが責任をもって智さんに言われていること以外もしっかりやっていくことが大切だと思う。一人ひとりが、自分が成長するという気持ちをもってやれていればチームとして強くなると思います」

昨シーズン、石原選手はキャプテンに抜擢され様々な経験をしました。
誰もが「なってみなければ分からない」と言うほど、やはりキャプテンという立場は大きな重圧がかかるものです。

「自分のプレーに集中できていなかったと思います。振り返ると、いろいろ考えることが多くなって、自分で難しくしちゃったかなと思います。でも、それを若いうちに経験できたということは本当に大きなことでした。チームが残留できたというのも本当によかったし、チームメイトにも本当に助けられた。苦しい想いをした分成長もあると思うので、精神的にも強くなれたと思います」

喜びも苦しさも経験し、中身の濃い一年を過ごしました。
すべてを糧に、力にして2022シーズンに挑みます。

「みんなを信頼してるから誰が出てもいいと思っていたけど、もっと自分を出していかなければいけないなと感じています。チームも大事だけど、サッカー選手として自分が一番目立つんだくらいの気持ちでやらなければいけないと思うから、1、2年目の頃のようなガツガツさを思い出して、闘争心を前面に出してやっていきたいと思います」

山口監督は5位という目標を掲げました。

「智さんのもとでみんな上を目指す気持ちはこれまで以上に出てきていると思います。周囲の人からしたら“無理でしょ”と思われるかもしれないけど、やってる選手たちも智さんも自信がある。練習していても本当にいいチームだなと思うし、その目標に向けて、やるべきことをやるだけかなと思っています」

力強い言葉。そして、ピッチの中でもさらにアグレッシブな石原選手が見れそうです。ぜひご期待ください!

 

キャンプが始まって、ここまで天候に恵まれていましたが、今日の鹿児島は雨。
でも、冷たい雨の降る中でのトレーニングも元気に。
キャンプは明日で折り返しです!