馬入日記

【馬入日記:1月20日】「日々学び、勝たせる選手に」米本拓司選手インタビュー

鹿児島キャンプ3日目。今日もハードにトレーニングを行いました!

今シーズン、名古屋グランパスから加入した米本拓司選手に話を聞きました。
2009年から2018年までFC東京で、2019年から2021年まで名古屋に在籍し、Jリーグ通算出場は300試合に迫る多くの経験を積んできた選手。
山田直輝選手と同い年で、2007年のU-17ワールドカップに共に出場しています。

始動して10日ほど経ちましたが、まずチームの印象を聞きました。

「いい雰囲気のチームだなと思っています。若い選手がすごく多いので、まず練習でついていくのが必死ですけど、本当に雰囲気良く練習できています。名古屋の時に元湘南のマル(丸山選手)やヤマ(山﨑選手)から“湘南は住みやすい街だし、本当にいいチームだよ”っていうことを何回も何回も聞いていました。その言葉通り本当にいいチームですし、チームみんなが仲がいいですね。この雰囲気をしっかり出せれば目標である5位以内というものも達成できると思うので、仲がいいだけじゃなくて厳しく言い合えるところも、今後さらに出していければいいなと思っています」

今回の移籍の決断について、会見でも話していましたが改めて聞きました。

「坂本さん(SD)と何回か電話で話して、本当に熱い想いを感じました。山口監督のサッカー、自分自身にとって新しいサッカーを学びたいという気持ちもありましたし、残り少ないサッカー人生だと思っているのでチャレンジしたいと思いました。これまでもチャレンジすることで自分の価値を上げてきたサッカー人生だったと思うので、そういう意味でこのチームに決めました」

山口監督とは「対戦したこともあった」ということでしたが、実際に指導を受けて感じていることは。

「規律もしっかりありますし、サッカー的には自分が苦手なところを要求されることが多くて練習もすごく勉強になります。考え方が面白いし、それをしっかりここで高めたいと思っています。新しいことにチャレンジをしにきたので、毎日刺激的ですし、楽しく練習できています」

経験豊富な米本選手ですが、話を聞いていると学ぶ意欲が高く、常に謙虚に自分を見つめていることを感じます。

「学びながら、チームの中でしっかり自分の特徴を出していきたい。やっぱり勝たなければチームの評価も自分の評価も変わらない。勝たせるために自分は湘南に入ってきたと思うので、このチームを自分自身がどれだけ勝たせられるかというチャレンジをしにきたという感じです」

「勝たせる選手に」という想いを強く抱いています。

「湘南は最後の最後で失点して引き分けや負けになっている印象もあります。それを変えられるように自分自身も積極的に声がけをしていきたい。試合に出た時に試合の流れを読んで、ここはいくところなのかどうか、みたいな声を掛け合いながらやりたいですし、そういうものを学んで、もっともっとこのチームが大きくなったり強くなっていければ、僕がここに来た意味があるのかなと思っています」

改めて自身の特徴とは。

「ボールを奪い切るというところは自分のストロングポイントだと思いますので、そこを見てほしいですし、泥臭く最後まで粘り強く相手に食らいついていくところが特徴です。(同じポジションの)亮太くん(永木選手)は昔から知ってる選手ですし、聡(田中選手)はいいものを持っていて自分も聡から吸収しなければいけないと思ってます。吸収しながら切磋琢磨して、出た人が活躍できるような競争を常に持ちつつやっていければ、本当にこのチームは上にいけると思うので、いい関係を作りながらやっていければと思っています」

ピッチの上で見せる存在感やプレー面での期待はもちろんのこと、プロフェッショナルな姿勢にチームへもたらす影響は大きくなりそうです。
始動してすぐにチームに溶け込み、若手選手とも積極的にコミュニケーションをとっている日々。ぜひご期待ください!

 

 

今日は1部練習でしたが、最初から最後まで集中し、いいトレーニングの時間でした。
ハードなキャンプの日々が今後に繋がっていくはずです。