馬入日記

【馬入日記:11月28日】Nós te amamos muito オリベイラ選手とのお別れの会

11月27日の徳島戦では、急逝したオリベイラ選手に向けてたくさんの方々が想いを寄せてくださり、本当にありがとうございました。
献花台は長い長い列ができ、献花されたお花は車3台がいっぱいになるほどでした。
チケットが完売で観戦できないけれどオリのために来てくださった方や他のチームのサポーターの方からもお花をいただきました。

 

また、Jリーグの各会場で黙とうをしていただき、サポーターの方が横断幕を掲げてくださるなど、Jリーグの仲間の大きな愛情を感じました。

 

11月28日、コロナ禍のためクラブ関係者のみで「お別れの会」が行われました。
皆さんからのお花やメッセージなど、すべてオリの近くに飾らせていただきました。

 

昨年ベルマーレに在籍した選手たちや、日本で所属したFC大阪さんやJ.FC宮崎(現・ヴェロスクロノス都農)さんも会への出席や供花をしてくださいました。
本当にたくさんの人の愛情に溢れた空間となりました。

 

 

オリへのメッセージでは、会長の眞壁、社長の水谷が前日のサポーターの皆さんの様子を伝えると共に、オリと過ごした日々を振り返りました。

 

続く選手たちの言葉は一部抜粋してお伝えします。

岡本拓也選手
僕はまだ受け止めることができません。とても言葉にできないくらい悲しく辛いです。
オリはいつもチームにポジティブな雰囲気をもたらしてくれました。
メンバーに入れない時、うまくいかない時もいつも一生懸命プレーし、その姿に、そのプロフェッショナルな姿勢にとてもエネルギーをもらっていました。
ウェリやジュニとランチに行った時、とても盛り上がって、5時間くらいサッカーの話、プライベートの話、将来の話をしましたね。とても楽しく一瞬で時間が過ぎたのを今でも覚えています。
オリはもっとサッカーがしたかったと思うし、ベルマーレでピッチに立ちたかったと思います。
僕たちはその想いも背負ってピッチに立ち続けなければいけないと思っています。
ラスト1試合、見ていて下さい。絶対に全員の力で残留を決めてオリにいい報告ができるように頑張ります。本当にありがとう。

田中聡選手
オリベイラとはすごく仲良くさせてもらいました。サッカー面では同じポジションということもあり、オリが練習や試合でうまくいっているのを見ると少し嫉妬してしまう時もあって、いつも大きな刺激をもらっていました。
一緒に試合に出る時には、オリがいてくれるだけで失敗を恐れずにチャレンジすることができました。
これからもサッカー人生が続きますけど、オリベイラがいつも自分の後ろにいると思って頑張ります。今までありがとう。

ウェリントン選手
オリは神様からもらった宝物。サッカーの仲間というよりも、神様から兄弟をもらったと思っているよ。
家族がいない間や難しい時期、すごく力になってくれた。いつも助けられていたよ。
僕よりもずっと若いのに、諦めない姿勢、プロフェッショナルであること、明るさ…いろいろと教えてもらいました。
オリ、今ここはすごく素晴らしい場所にしてもらっているよ。本当にここにいるみんなに愛されているよ。オリが言っていたように、僕たちは本当に正しいクラブに来たね。ここは本当にファミリーだよ。
みんなが辛い思いをしている。でもひとつだけ、絶対に言えることは、オリの笑顔はみんなの記憶に、心の中に絶対に残るから。本当にありがとう。

ウェリントンジュニオール選手
兄弟、信じられないよ。あの日、練習に姿を見せなくて、いつもの階段を見ながら降りてくるのをずっと待っていた。報せを聞いても受け入れられなかった。
難しい1週間だった。クラブハウスからグラウンドまでの道のりがすごくつらかった。あの道で、いつも面白い話をしたりして、笑いすぎて顔が痛くなるくらいだったよね。
家族がなかなか来日できず辛かった時も、いつも励ましてくれたね。必ずビザが下りるからもう少し我慢しよう、落ち着いて、幸せでいようと言ってくれた。
プロ意識、サッカーに取り組む姿勢から、毎日元気に頑張らなければいけないということを教えてもらった。笑顔と明るさは一生僕らの記憶に残ります。

 

 

誰からも愛されたオリ。ポジティブなエネルギーをいつも発して、みんなが元気をもらっていました。
オリが教えてくれたように、もう一度元気を出して、チームみんなで手を取り合って歩みを進めます。
この悲しみを逞しく乗り越えていく選手たちを信じてください。