ボイス
【ボイス:2021年11月11日】古林将太選手
この先もJ1で成長し続けたい
「仙台から戻ってきた当初、すごいびっくりして。最初のJ2のときと比べるとチームもものすごく成長してますし、クラブが成長しているのも感じました」
ユースから昇格したのは2010シーズン。前年11年ぶりにJ1に昇格し、戦ったシーズンだ。チームはその後、J2とJ1を行ったり来たり。しかし、厳しいシーズンを戦うことで選手たちは切磋琢磨し、チームを成長させた。その中で古林選手自身も力をつけていった。
「胸のスポンサーがなかったシーズンも経験しているので。そのときから比べるとクラブの規模も大きくなってる。自分がいうのも変だし、まだまだだと思うけど、アカデミーの頃はお客さんも2000人とか3000人くらいしか入ってなくて、4000人入ったら『すげーな』ってなってましたからね。うれしいくらいの感じ。雨の日は1500人とか。前々監督の曺(貴裁:現京都サンガF.C.監督)さんがJ1に上げたときにようやく7000〜8000人とか。シーズンの終わり頃に1万人入るようになって、でJ2に落ちてちょっと減ってと、そんな感じの繰り返しだった。こうやってJ1に定着すると1万2000〜1万3000人が入って当たり前みたいな感じになってきて。自分は昔からいるから、手応えしかない。もっと大きくなっていくクラブにしたいなと思います」
「コロナ禍の今は難しいですけど」と少し残念そうに言うが、それでも入場可能人数の上限までチケットは売れている。
「ゴール裏は開いてなくて、サポーターは7ゲートで応援してくれて。だんだん人が増えてゴール裏を開けるようになって。そういうのも知ってるから。本当に成長しているなって思うし、そこを途絶えさせたくないという気持ちはあります」
古林選手は、2016シーズンにベルマーレを離れ、2019シーズンに復帰。その間、ベルマーレの戦いの舞台は、J1だ。
「その前の仙台もJ1、僕自身ずっとJ1でやっている。だからこそ、ここでJ2に落としたくない。2019年も降格のプレッシャーの中、みんなでまとまった。降格しそうだからまとまるっていうのも変ですけど、『落とさないぞ』っていうパワーをみんなで出せた。このときも、敏さん(浮嶋前監督)に交代して、そのパワーもあってつかんだので、そうやって繋いできたJ1という舞台を途絶えさせちゃいけないっていうのは、今思っています」
残留を争うチームはどこも必死。1試合ごとの結果で順位も入れ替わる状況だ。
「プレッシャーはありますけど、そことは向き合っていかなければいけないですし。2年前と同じように難しい状況ですけど、プレッシャーに負けないようにやっていこうと思います」