馬入日記
【馬入日記:10月8日】「やり続ける覚悟を持って」杉岡大暉選手インタビュー
今週は代表ウィークのためリーグ戦はお休み。次のリーグ戦はアウェイで行われる第32節 サガン鳥栖戦です。
残り7試合、終盤の戦いに突入している今、チームは目の前の1試合に向けて、馬入でのトレーニングに励んでいます。
今からちょうど2カ月前の8月、杉岡大暉選手が鹿島アントラーズから期限付き移籍で加入しました。2019年以来の復帰でもありました。
加入発表後すぐの8月15日の名古屋戦で先発出場を果たして以降、ここまで8試合すべてにフル出場しています。
杉岡選手にこの2カ月間をどう過ごしてきたかを聞きました。
「やっぱり楽しいですね。試合に出られていることも、試合に向けてトレーニングしていることも。プレーする楽しさを感じながらすごく充実した2カ月を過ごしてきました。試合に出たいという思いで湘南に来ましたし、でも移籍したからと言って試合に出られる保証はもちろんなかったですけど、しっかり練習から取り組むことができています。鹿島でやってきた1年半は無駄ではなかったということを、試合に出ることによって感じられているところもあります。なかなか今、勝てていないことへの悔しさはありますけど、チームとして手応えがすごくありますし成長を感じられています」
ベルマーレではルーキーイヤーから37試合に出場し、その後の2年間も試合に出続けました。鹿島に移籍後の1年半は試合出場数が減ってしまい、苦しい時期も多かったはずです。
「思い通りにいかないことのほうが多くてすごく苦しかったですし、試合に出られないのが普通になってしまっていたところもありました。でも、練習は手を抜かずにやってきたと言える自信はあります。それは、湘南に高卒で入って、そういう先輩たちの姿を見てきたからという部分も大きかったと思います。どんな時も練習はしっかりやってきたので、今もそれは本当によかったと思っています」
守備力はもちろんのこと、縦への推進力が増している印象があります。
「攻撃のところでの縦パスだったり、起点になるところは手応えを感じています。自分のところからしっかりビルドアップで作っていくという部分は、自分でも成長を感じながらやれている部分でもあります。智さん(山口監督)からは本当にいろいろなことを教えてもらっていて、特にポジショニングの部分や意識すべきところなど、選手の視点で言ってもらえるので説得力がありますしすごく勉強になります。厳しいなというか見てるなという感じ。“ここも見られてたか”みたいなことは多いです」
チームは悔しい敗戦が続いています。
結果が最も重要であることは誰もが感じながら、勝利を求め日々トレーニングを重ねています。そして、勝利に至るには、プロセスが大切であることも明らかです。
厳しく要求し合い、プレーのひとつひとつに集中して行われているトレーニング。それと同時に、明るさを失ったり下を向くような選手はいません。競争の中で必死に戦い、溌剌とプレーしています。
「意識の仕方次第で、チームはすごく変わるなと感じています。結果が出ていないのは本当に残念ですけど、手応えは自分たちが一番感じているので、プレーしていて楽しいですし、本当に結果に繋げなければいけないと思っています。反省点としては、少しのズレとかミスが重なってしまうところ。その本当にちょっとしたところを突き詰めていかなければいけない。そういう隙でやられているシーンが多いので、そこをみんなで厳しく求め合っていかなければいけないと思っています」
次なる対戦はサガン鳥栖です。川崎、横浜FMに続き上位チームとの対戦が続きます。
「この強度でやり続けるしかないですし、やり続けていれば絶対に結果が出ると信じています。ここでまた内容も悪くなってしまったら繰り返しになってしまうので、本当にいまの戦い、強度を続けるしかないと思います。みんなが向かっている方向はひとつだと思うし、本当にみんなで前向きにやれていると思います。結果が出てくればさらに自信はつくと思う。やり続ける覚悟をもってやるだけだと思います」
鳥栖戦まであと8日。
そして、10月のホームゲームは23日(土)の横浜FC戦。横浜FC戦はビジター来場可ではありますが、なんとしてもスタンドをホームの色に染め、ピッチとスタンドが一体となって戦いたいと思っています。
ぜひご来場をお待ちしています!